よい子わるい子ふつうの子

18禁PCゲームをメインに、ラノベや漫画についてもダラダラ話を書きます。長文多いです。

2012/10/13(土) 23:18:08

私はちょくちょくエロゲー批評空間さんにエロゲーの感想やら紹介やらを投稿していますが、初めて投稿してから昨日で一年が経過していました。どうして昨日書かなかったかというと、すっかり忘れていたからです。ヤバい、いきなりオチに持っていっててしまった。

このブログを開設してから丁度300日(記事を本格的に書き始めたのはもう少し後ですが)という表示が出ていたので、「あー。もうすぐ一年か。そういえば私が批評空間さんに最初に投稿したのいつだっけ?」と思って見に行ったら、1年前の昨日だったという。初投稿は『らぶ2Quad』の感想。何もかもが懐かしい……。

しかし、65点とは高すぎず低すぎず、実にビミョーな点数がついていますな。特にこの作品について何かが書きたかったとは余り思われない。何でこれで書こうと思ったんでしょうね。自分のことなのにあんまり覚えてない……というか、あんまり何も考えていなかった。

まあでも敢えていえば、「エロゲー時評」的なことをやろうという意識があった気がします。要するに、ある時期の作品全般を見渡して何か言おう、と。「ループもの」とか「サスペンス」とかの枠で作品について何か言うようなことばっかりしてきた、というのが一種悩みでもあったんです。そこでたまには、用意された視点にあてはまるものを選ぶのではなくて、あるがままにざっくり見るところから出発してみたかった。もちろん全部は無理なので手の届く範囲になりますが、ずらっと見渡す視点を持ちたいな、という。

上で言ったように、気に入った作品とか、好きな作品にだけ何か言うというのがそれまでの私のスタイルでした。そして一般に批評というのはこの類が多い。嫌いな作品について言う場合もありますが、いずれにしても何か論ずるに値すると思うことがあった作品、積極的に語りたいと思った作品について語る。

別にこれ変なこと言ってないですよね? お仕事頂いて無理に何か……とかいうのでなければ、普通はモチベーションのあるものについて書くでしょう。批評とか感想という場合のメインストリームはそちらにあると思う。

ただ、そうでない感想というのも幾つかあって、その一つはいわゆるレビュー系。購入者の参考になる、ということを目当てに、データとして感想が求められている場合です。この場合、「特に書くべきことが思いつかなかった」という感想自体がレビューを見る人にとっては意味を持つようになります。エロゲー批評空間さんはこのパターンですね。

「批評」、「レビュー」というのは一般的な意味とズレるかもしれませんが、この記事での想定としては、前者が自分自身の主張のために書かれるもの、後者が他の人の参考データとして書かれるもの、くらいの意味にしておいてください。厳密な区別は困難ですけど。

レビュー系の感想というのは、選択の判断材料として非常に需要があります(Amazonレビューとか)。10人中8人が70点くらいの評価ということは、そこそこ面白いんだろうとか、無理してやらなくても良いかなとか。

けれど書く側からすると、他人の需要に引きずられて書いてしまうのだとも言える。しかし書いたは良いけど、たくさんのデータの中の一つとして自分の感想が扱われるわけで、それはいささか辛い。極端な話、用紙を配られて書く無記名のアンケートみたいな感じもあるわけです。もちろんエロゲー批評空間さんには投稿者の作家性みたいなのを拾うシステムがあるのを存じてはいますが。

もうちょっと違う言い方をするなら、一般的な批評や論文のようなスタイルというのは、「なぜその題材を選んだか」という必然性が問われます。書き手にとってどういう意味があって、そして読み手にどういう意味があると思って書いたのか、と。題材のチョイスと言説の内容は直結していて、だからこそ題材選びに心血を注ぎ、細心の注意を払う。

エロゲーの場合購入選択の時点でそのプロセスが一部終わっている感もありますが、購入を検討するのと面白かったから何か書こうというのとの間にある感情は、やはり違いますよね。

で、やってみたは良いけどつまんなかった。その時、「つまんないから買うな」以上のことが言えないなら、批評としては微妙です。つまらない理由を分析して、改善案を出してみたり、そのつまらなさを産んだ原因について考察したり、あるいはそもそも作品にとっての面白さとは何か、みたいな独自の主張が言えたりして初めて、表に出すべき内容になる。

つまらないならまだマシで、「普通でした」という感想ならもうこれは、書かない方がマシかも知れない。批評本を買って「普通で特に何も言うことがないです」と書いてあったら、私ならその本をぶん投げると思います。

しかし(批評ではなく)レビューなら、「とりあえず買ったから」とか、そういう理由で書いて良いんで、その辺気楽です。というか、むしろバンバン書くことに最も大きな意味がある。それは、書き手の伝えたいことや意味は(大げさに言えば)どうでもよくて、最終的に読み手にとってのデータに還元されるからです。

あ、もちろん、「本当に気に入った作品についてしか書かない」とか、「自分だけが別の視点を出せることについてしか書かない」というようなやり方で、エロゲー批評空間内でも独自の輝きを放っておられるレビュアーさんがいらっしゃることは重々承知しています。批評空間さんのフォーマットというのはその辺融通がきいて、いろんなスタイルを許容しているすぐれたものだと思う。

批評とレビューのどっちが良いとか悪いとか、そういう話をしたいわけではありません。ただ、普段私は気に入ったものについてだけ書く、書く意味があると思っているものについてだけ書く、というスタイルだったので、それだと視点がどんどんミクロになっていく。もうちょっと幅広く視点をとって、自分の視点を全体の中で位置づけるには、別のことを書いてみたらいいんじゃないかなーとか思った。好き嫌い言わずに、出てくるものを見る、という。

それで、どうせ買った作品をある程度選別せずに書くなら、購入者の参考としてデータ的な価値も出るところで書けば良いんじゃないかと投稿を始めた……ような気がします。そこまで考えてなかったかな。かなり後付けくさい(爆)。でもまあ、全くの嘘というわけでもないです。一応、スタイルについて悩んだりはしたので。

そんな思惑がうまくいくどころかあんまり関係ない状態になってしまっていますが、なんだかんだで一年続いて、一つの目標は達成かな。あとはレビュー数を100に載せるとか、そういうのをちょっとずつやっていこうと。本当はPOVですか、ああいうのも書いた方が良いとは思いつつ、根が面倒くさがりなので……。

ともあれ、こんな私の感想でも読んでくださり、参考になったよと言ってくださる方がいるというのは大変ありがたいこと。本当に感謝です。やっぱり、ご意見とか頂けると励みになりますし。今後もぼちぼち続けていくつもりでいるので、よろしくお願いします。

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