よい子わるい子ふつうの子

18禁PCゲームをメインに、ラノベや漫画についてもダラダラ話を書きます。長文多いです。

2013/12/06(金) 18:39:02

巷では、「ノートが綺麗な生徒は成績も良い」みたいなことを言って売り出しているノートなんぞもございますが、多くの人はこれを見て、「ホントかよ?」と思うのではないでしょうか。あるいはもっとはっきりと、「嘘だッ!!」と。

実際、私の学生時代の経験から言っても、またその後関わった教育産業時代の経験から言っても、ノートの見栄えと成績に相関関係は無いような気がします。古代文字だかミミズがのたうち回ってるんだかわからないような文字で、メモ程度のものしかとらないのに成績が良い学生はかなりいますし、それ以上に、やたら綺麗なノートをとるけれどいまいち成績がパッとしない生徒がいる。

確かに、ノートにするということは自らの思考を整理し、わかりやすい形に整えるということです。だから、ノートをきちんととれる人というのは成績が良い、と言いたくなるのは理解できる。ある意味正しいことであるとも思います。しかし、ここで問題なのは「ノートをきちんととる」ことが、「ノートを綺麗にとる」ことと、必ずしも一致しないということです。

「きちんと」というのはおそらく、ノートをとる本人にとって意味のある、わかりやすい形で、ということです。一方「綺麗に」というのは、第三者から見てわかりやすいように、ということ。非常に乱暴に区別すれば、前者は理解力の問題であり、後者は説明能力の問題です。

ノートは自分にとっての思考の整理だから、「自分にだけ」わかれば良い。そんな風に考える人の作ったノートは、おそらく他人から見れば見づらいし、「よくわからない」ことが書いてある。一方、ノートを他人に見せたり、あるいは自分がしばらくたってから見返す必要があるから、忘れても大丈夫なように形を整えておく……という、そういう人の作るノートというのは「リアルタイムの思考」を離れ他人の目を意識した、ぱっと見理解しやすいものになるのではないでしょうか。

前者が掘り下げ型の思考、後者が俯瞰型の思考であると、そんな風に言ってしまうと言い過ぎかもしれませんが、得意な思考の形態が異なっているのではないかと、私は思っています。

ただ、根本的な問題として、ノートをとるのが下手な生徒というのはいます。

ものすごく綺麗にノートをとっていても、そのことに必死になってしまったり(特に女の子に多いのですが、カラフルなデコレーションや細かいレイアウトどりに躍起になって、内容をさっぱり覚えずにノートだけとっている)、あるいは自分でその時はわかっているつもりで箇条書き風のメモを書いているけれど、あとになって見直すと何を書いているか理解できずに往生したり(ズボラな男子学生に多いでしょうか)。

また、そもそもの問題として中学や高校では(最近では残念なことに「大学でも」と言ったほうが良さそうです)、居眠りが多発します。ノートをとるという作業をしていると、かなり居眠りの率が落ちますから、それを防ぐ意味でも「ノートをとれ」というふうに言うのは、一定の効果が見込めることでしょう。

また、言うまでもなく「情報の取捨選択」をするのにもノートは有効です。授業を聴きながら、本を読みながら、「ここは大事だな」「ここはメモしておこう」と思ったところを記録する。極めて有意義なトレーニングです。

そういった場合に、いわば学習スキルの一つとしてノートのとりかたハウツーを言い立てる意味はある。意味はあるどころか、かなり効果的だと思う。それなのに、「ノートが綺麗な生徒は成績が良い」のような不正確でいい加減な言い方をしてしまうと、多くの人にその「良さ」は伝わらず、勿体無いんじゃないかなぁ。

なんか手帳の書き方みたいなのでも似たような雰囲気を感じるんですけど。

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2013/11/01(金) 06:16:12

もう11月ですよ。早いですねぇ……。2013年が終わろうとしているのかと思うとぞっとしません。あと、ブログの移転先早めに決めないとですね。なんか某ブログサービスさんがdtiからの移行をお薦めする営業をかけてきていて(個人狙い撃ちとかじゃなくてテンプレ文章でオートでやってるだけですが)、熱心だなぁと感心したりしています。

熱心といえば、山本太郎議員が今上天皇に園遊会で「直訴状」を手渡すという事件が起こったようで。

 ▼「山本太郎参院議員、陛下に手紙手渡しか 園遊会」(MSN産経ニュース)

-----引用開始-----
山本太郎参院議員、陛下に手紙手渡しか 園遊会
2013.10.31 15:46

 31日午後2時半ごろ、東京・元赤坂の赤坂御苑で開かれていた秋の園遊会に出席していた山本太郎参院議員が、天皇陛下に直接、手紙のようなものを手渡した。内容は不明。
-----引用終わり-----

これに対して菅義偉官房長官が不快感を示すという一幕がありました。

 ▼「陛下への手紙渡し 「常識的な線引きある」 菅氏が不快感」(同上)

-----引用開始-----
陛下への手紙渡し 「常識的な線引きある」 菅氏が不快感
2013.10.31 16:52

 菅義偉官房長官は31日午後の記者会見で、山本太郎参院議員(無所属)が同日行われた園遊会で天皇陛下に手紙のようなものを渡したことについて「礼儀にふさわしいかどうかは自身で判断することだ。常識的な線引きはある」と述べ、不快感を示した。
-----引用終わり-----

まあ山本議員の行為については、普段の言動などから察するに壮大な自己アピール運動にすぎないであろうということはわかります。しかし、そういう小学生くらいの「構ってちゃん」とほぼ変わらない行動原理で動いているから微笑ましいかといえばそんなことはなく、中途半端に世間なれしているぶんタチがわるくなって、なんというかもう「いっそ何も考えてないほうがマシじゃないのか」とか思ったりしちゃうレベルでぽかーんとするしかない斜め上の状態。正直反応したら喜ばせるだけなので、国民総出でガン無視決め込んだほうが効果的な気がするところではありますが、自民党からしたら無視できないレベルで怒り心頭でしょうね、そりゃ。

菅義偉官房長官の発言だったわけですが、私一瞬、元民主党代表の菅直人氏が「常識的な線引きはある」と言ったのかと勘違いしまして……。菅直人氏から「常識的」ということばが飛び出したのだったら、笑っちゃうところ。

なんたって菅氏、先日(10月26日)にこんなことをブログで書いておられましたから。

 ▼「みのもんた氏に対する陰謀説」(菅直人OFFICIAL BLOG)

-----引用開始-----
 みのもんた氏は汚染水問題など原発問題で東電と安倍総理を厳しく批判していた。この発言に対して原子力ムラがみのもんた氏失脚の陰謀を仕掛けたという説が流れている

  私はみのもんた氏の息子の事件に関しては、マスコミ報道以上のことは知らない。しかし、原子力ムラがスポンサーとして膨大なコマーシャル料を支出することにより、マスコミに対する影響力を行使して、自分に批判的な報道に圧力をかけてきたことは知っている。事実、公開された東電のテレビ会議の記録を読めば東電幹部間でのそうしたやり取りが出ている。

 また「海水注入を止めさせたのは菅総理」というウソの情報を原子力ムラ関係者が各方面に流し、現総理の安倍氏が2011年5月20日付けの自らのメルマガに書き、翌5月21日の読売新聞と産経新聞朝刊が一面にそのウソの情報を載せたことは当時の安倍さんのメルマガ記録や新聞を見てもらえば一目瞭然だ。福島原発事故後、原発ゼロにかじを切った私を総理辞任に追い込む原子力ムラの「陰謀」と言える

 地域独占企業である電力会社は競争がないのだから、コマーシャルの必要はない。それにもかかわらず膨大なコマーシャル費用を使ってきたのはマスコミに対する支配力を確保するためだ。電力業界に都合の悪いことを言う役者やコメンテーターをテレビ番組から外してきたのはコマーシャル費用の力だ。そして電力業界のテレビコマーシャル費用は発電のための原価として電力料金に上乗せされてきた。

 批判する政治家もかつての福島県知事のように陰謀によって失脚させられてきた。今も原発稼働に慎重な知事や議員を引きずりおろすため、一部マスコミを使ってスキャンダルをでっち上げる陰謀がたくらまれているという、うわさが流れている。原発ゼロ実現のためには、原子力ムラのマスコミ支配をまず打ち破らなくてはならない。
-----引用終わり-----

陰謀、凄いです(棒)。

もう何でもありやなこの人……。元からぶっ壊れてたのか、民主党の権力闘争の中でおかしくなったのか、それとも政治家ってのはだいたいこんな人なのか……。こういう人が総理大臣やってた日本の民主主義って凄いなぁと、改めて思います。

言うまでもないことですが、「陰謀論」というのは立証はできても反証ができません。「証拠がない」と言っても、「陰謀で証拠が消されたのだ」と言えてしまう。つまり、菅氏の発言はあまりに「非科学的」であると言える。

「非科学的」とは、どういうことか。

「科学的」とは幾つかの定義や用法を持つ割りと曖昧なことばですが、比較的広く通用しているのはC.R.ポパーの定義でしょうか。彼が『科学的発見の論理』で述べていることに従えば、「ある命題が誤っていることを示すいかなる手だても存在しないならば、それは科学ではない」ということになります。いわゆる反証主義ですね。

たとえば、「神」がいるということは個人の確信に基いて「証明」できるかもしれないけれど、それを他人が反証することはできない。「雨が降るというのは神の恵みだ」と言われれば、どれだけ大気中の水分から雨が降るメカニズムを説明したところで、「それも神の御心」とか言われてしまえば終わりです。その理屈を原理として否定することができません。宗教的確信は、理論を受け付けない構造をもっている。だから科学ではない、というわけ。(※この辺は私の解釈なので、ちょっとズレているかもしれません)

厳密に議論を絞れば、「神」の論証が科学的でないということは「神」がいないということを意味するわけではありません。単なる方法論の問題です。だから、菅氏の言う「陰謀」が事実であるかどうかは、ぶっちゃけ私にはわからないし、興味もありません。もしかすると本当にそういう圧力が働いているのかもしれない(実際圧力というのは大なり小なり何か働くものでしょうし)。

ただ、こういう言い方を平然としちゃう人が(あまつさえそれを、飲み屋の与太話としてではなくブログに書いちゃう人が)政治家やってたということに頭が痛くなるだけ。

まあなんか、このテの話題をひっぱりつつ入っていく11月というのが、大荒れにならなければ良いなぁと思う次第。平和な年末が迎えられることを祈りたいと思います。

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2013/10/13(日) 23:30:25

今日、東京駅八重洲口で友人と待ち合わせをしていたところ、二回ほど「〜さんですか?」と話しかけられました。ビジネススーツを着ていたんですが……取引先の待ち合わせの人と勘違いされたんでしょうか。だとしたら、ちゃんと目印とか打ち合わせておいたほうが良いと思うのですが。

そういえば最近、ネット繋がりの方とお会いすることが増えまして、そのたび「目印」の選定に微妙に苦労します。

「緑色のカーゴに、白のTシャツで……」などと服装を説明してみたりもしましたが、存外難しい。

たとえば「デニム」と言ってみたところでイメージされるものは十人十色。名前のよくわからない衣服をまとっていることもままありますし……。「ハンチング帽」とか言われてもちょっとわかりません、という私みたいなおしゃれ音痴が他にもいらっしゃるかも。ただ、色合いとかは参考になるでしょうね。

また、分かりやすい場所だからといって人が多いところは苦労します。個人的にフザケンナと思うのは、「渋谷ハチ公前」と「新宿西口交番前」。人多すぎですわ……。分かりにくいし、人に酔って疲れるしで良いことなし。分かりやすいけど行きにくい、んな感じ。

やっぱり場所と持ち物をうまく組み合わせるのが最強です。そこそこ人が少なくて分かりやすい場所を指定して、「他にこんなの身につけてるヤツいないだろ!」くらい目立つアイテムを装備していく。これ最高。アキバとかでオフ会やる時はキャラクターTシャツとかいいですよね。

ただ、仕事帰りとかになるとなかなかそういう服装で行くわけにもいかず……。キャラクターのショルダーバッグとか缶バッジつけた帽子とか、そういう持ち運びに便利なものがあると良さそう?

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2013/10/10(木) 00:20:16

モバマスの話です。

本日から「新・悪魔っ娘リミテッドガチャ」が解禁されました。目玉のSRは、我らが新田美波さん。

私が何を騒いでるかわかんない人が多いかもしれませんが、まあ百聞は一見にしかずということで、こちらを御覧ください。

美波01

や ば い 。

え ろ い 。

事後だって言われても納得しちゃうね! 昔から「歩くセクロスさん」とか言われてましたけど、もうマジでセクロス。やーばーいーぞおおおーーー。

ぶっちゃけ私は新田さんがいたからモバマスを始めたようなものですので、これはもう、誰が何と言おうとゲットしに行かねばなりません。幸いボックスガチャ(ガチャの総数が決まっているため、全部引くだけのお金をつぎ込めば確実に入手できる)だったので、さくっと投資してきました。

こんなに頑張ったのは、前回新田さんが月末ガチャで出た時(制服ガチャ)以来でしょうか。

美波02
ゲット。

SRの絵が非常に良いのでSR+と別にSRも確保しちゃいましたよ! さすがにフリトレで。

美波03
SR+はこんな感じ。完全に淫魔。ほぼエロゲーである。

月末ではないとはいえガチャの目玉SRだけあって、コスト19、コス比も1000オーバー、能力もそこそこ強めと文句なしのリーダー候補。最近はデバフ系や防御もあがるタイプの特技が重宝されることが多いものの、キャラ愛の前にはそんなもん些細なことですから、固定で使い続ける所存です(とか言いつつのあさんをリーダーにしてそうですが)。

私は新田さんに「俺の嫁」とかいうつもりはありませんけど、なんか応援したいというか報われて欲しいというか、存分にそのエロさを発揮してほしいというか……。これがアイドルを応援するってことなんですね。

わかるわ。

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2013/09/26(木) 16:48:59

えーっと、寝耳に水なんですが、DTIブログ閉鎖みたいです。

 ▼「2013年09月 DTIブログお知らせ版」(2013/09/26)

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サービス終了のお知らせ
平素は、DTIブログをご利用いただき、誠にありがとうございます。

2005年6月より開始したDTIブログですが、来る2013年12月17日を持ちまして、
特定の条件に該当する方を除きまして、サービスを終了とさせていただく運びとなりました。

■ 新規登録の停止

2013年9月26日

■ サービス終了予定日

2013年12月17日 
※この日までに必要データのバックアップ保存をお願い致します。


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というわけで、このブログも近々引っ越します。

うーん。毎日書いてきただけに、ちょっと残念ですねぇ……。また、定期的に閲覧してくださっている方には思わぬ形でご迷惑をおかけいたします。申し訳ございません。

ただサービス的にはいろいろ使いにくいところもあったし記事もごちゃごちゃになってきていたので、心機一転、ということで前向きに捉えようかと思います。とはいえ、アップロードした画像データとかはどうなるんだろう(´・ω・`)。不安が募ります。

とりあえず計画としては10月中に移行先を模索、11月には引っ越しを完了したいところ。

で、移行先なんですが……なんかオススメのブログサービスあったら是非おしえてください。自宅サーバーでPPPblogとかも考えたんですが、メンドクサイですしねえ。

最有力候補はやっぱりFC2なんでしょうか。使ってる人多いし、WEB拍手とかも設置しやすそう。記事ごとに拍手つけられるのはやっぱりいいなと思ってました。

あと、はてなブログとかもありなのかな? 何人かの知人・友人からは「なんで文章記事書いてるならはてなにしなかったの?」と訊かれまして。はてなって何が良いのか不勉強であまりよくしらないけど、有名ですよね。なんかブックマークボタンもあるし!

たしか以前一度はてなにアカウントを作成したことがあったのですが、結局使っていません。使わなかった理由は特に思い出せず……ということは些細なことだったんでしょう。

というわけで、ブログ引っ越しますというお話でした(ん、そういう話だったのか?)。詳細が決まり次第また告知します。で、情報とか教えて頂けると嬉しいです。

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2013/09/24(火) 01:42:01

ラブesエム
タイトル:『ラブesエム』(Noesis/2013年8月30日)
原画:珈琲貴族
シナリオ:永遠月心悟
公式:「ラブesエム」OHP
定価:3000円
評価:B (A〜F)

▼投稿レビュー
OYOYOの「ラブesエム」の感想 (70点) (ネタバレ無し)




▼評価: 丁寧につくられたソフトSM。
「ソフトSM」というのがどういう意味か、いまひとつよく分かっていなかったのですが、なるほどなぁという感じ。SMの持つ異常性、倒錯性、非社会性のような部分をうまく排除して、健全な恋愛関係の中に落とし込んだ感じがあります。行為はちゃんとSMしつつも、内容はちょっと普通でないくらいの恋愛におさめています。スタイリッシュな演出に、丁寧に描かれたエロシーンだけで十分満足。ただ、「SMもの」と考えると一番大事なところを薄めてしまったかなという印象があったので、少し残念でした。やろうとしていたことと、両立できたと思うんだけどなぁ。

▼雑感 ※詳しい長文感想は、批評空間さまにて投稿しております。
OPがメチャクチャかっこいい! 公式からYoutubeに動画があがっています。


デモムービー(OPとほぼ同じ)。

で、このカッコいい感じがある意味すべてと申しますか、恋愛の一貫としてのSMというのを貫いた作品でした。恋愛の外装という意味でファッショナブルなSM。ドロドロした肉欲の部分はあまり出てきません。

これは決してバカにしているのではなくて、ドロドロしたSMのほうもわかっているからこそなせるワザだろうと思います。でないと、的確に「毒」を取り除けない。それに、作品の中には「バッドエンド」としてちゃっかり「毒」が含まれていますし。

日常シーンは淡白というか、正直キャラクターがどうしてそういう思考や行動にいたるのかいまひとつわからない(由人が「罠」を仕掛けるのもそうだし、彩華がボンテージを着たきりになった後の対応も同じ)ことが多かったのですが、まあ日常は場面展開を行うための糊みたいなもので、心理の動きなんかが描かれる中心は明らかにHシーンでした。

Hシーンはなかなか良かったですね。シーン数もさることながら、1シーンの密度が凄い。長さも凄い。かなり充実しています。そして、SMという肉体的なHをしながらそれぞれの心が動いていく様子を見ているのが良い。それに、黒髪美女2人のご主人様になっていじめまくるとか、男冥利に尽きるじゃありませんか。

ただそれだけに、毒のあるSMと綺麗なSMとの対立図式を作り、メインルートから毒の匂いを消してしまったのはもったいなかった。SMの真骨頂はその毒を含んだところで、心と身体が溶けていくドロドロ感にあると思うので。

う〜ん。つくづく惜しい。あやかや彩華とドロドロした肉欲に溺れる描写をもっと堪能したかったです。プレイそのものは軽い感じにしても、そういう淫靡な雰囲気はもっと出たかな、と。スタイリッシュさをアピールして逆説的に淫靡さを描こうとしたフシも見えるんですけれど、そのまま綺麗な雰囲気でまとまっちゃった感があります。

あと、この作品が言うように心と身体は連動していなければいけないのだとすれば、彩華やあやかに対する私の(由人のではなく)想いというのは、どうやって昇華させればいいんでしょうね。彼女たちを想ってオナニーしてればいいんでしょうか……とかそんなことを、股間のジョイスティック握りながらぼんやり考えたのでした。

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2013/09/20(金) 18:05:30

m41
『魔王軍へようこそ4 −闇の魔王−』(ののの通信、2013年8月12日[C84]頒布) ※18禁

ののの通信さんから頒布中の『魔王軍へようこそ4』(公式HP)のバナーキャンペーンにひっそりと参加しておりまして、先日イラストをいただきました。絵柄は、みんなの犬 ムーン王女さん。



イラストに名前とか入れていただいていて、ちょっとした工夫が嬉しいです。商業だと1枚1枚名前を入れて送るというのはなかなか難しいですしね。ともあれ逆に言えば、商業では困難な手間のかかる作業をわざわざしてくださったということでありまして、本当にありがたいお話。お忙しい+体調も崩されていたようだったのに、丁寧な対応をしていただいて感謝です。

そんなわけで本日は、「魔王軍」の話を少し(厳密にはレビューではありません)。

『魔王軍へようこそ』は国民的人気を誇るRPG『ドラゴンクエスト』を題材にした同人ゲーム。お店を育成するタイプのSLGで、【魔族の主人公がモンスターを編成してアイテムを集め、それを加工して人間の冒険者から資金を得て力をつける】というのが基本ストーリー。ただしアイテム集めや加工はフルオートで、ユーザーは店番をするだけという独特のゲームデザインが採用されています。

m42
細かい指示を出した後はオート進行が基本だが、ごくまれにアクション要素も。

ゲーム自体は煩雑な操作が不要でとっつきやすいのですが、そのぶん単調になって飽きるのも早い。正直「最適解」を探さなくても適当に編成をいじればゲームオーバーは回避できるので、コツさえつかめばあとは「進行」ボタンを押すだけ。

とはいえつまらないかというとそんなわけでもなく。この作品には、儲けたお金で施設を作ったり特定の場所から出るアイテムを手に入れたりすることで発生するいくつものイベントが用意されており、それを探すのが面白い。ゲーム操作自体は単純なだけに、「こうすればイベント見られるかな?」と試行錯誤するのが苦痛になりません。全体としては「難しすぎず易しすぎない」バランスがきちんと保たれており、トライ&エラーによって中毒性を高めるという、よくできたデザインです。

そして、『魔王軍へようこそ』の魅力をひときわ高めているのはストーリー。

シリーズのどの作品もなかなか切なくて味のある話が展開されて、それだけでもじゅうぶん面白いのですが、なんといっても白眉は、ドラクエの世界に対する面白い解釈です。

たとえば本作で言えば、『DQ1』の勇者はどのような末路をたどったか。ローラの門はなぜあんな名前なのか。ハーゴン支配下のロンダルキアとはどういう国家で、ベリアル・バズズ・アトラスを軸にした魔王軍というのはどういう組織なのか。ルプガナはどうしてあんな場所にあるのに商業都市として発展できたのか……。

そういう、ゲームでは描かれなかった部分に、「なるほど」と思わせるような説得力を持った斬新な解釈を加え、しかもそこから新しい物語を作り出しています。また、おそらくは小説版DQのネタや設定資料なんかからも素材を拾っておられるんですよね。オリジナルな要素の端々に、「根拠」が見えてくる。単なる身勝手な妄想ではなくて、DQに対する深い愛情と丁寧なリサーチに裏付けられた、深い想像(+創造)が味わえるのです。

DQ世界を知らなくてもお話自体が面白いし、DQを知っていれば知っているだけ余計に解釈を楽しめる。しかもその解釈は押し付けがましいものではないので、「おお、こういう風に考えることもできるのか。でも、私ならこうかな……」というようなことを自然と考えてしまいます。

作品を通してDQについて語っているような気持ちになる、古き良き「二次創作」の香りを残した逸品。私の知る中では、最高クラスのDQ同人ゲームです。こういう作品に出会えると幸せな気持ちになりますね。

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2013/09/04(水) 22:52:57

辻堂さんのバージンロード
タイトル:『辻堂さんのバージンロード』(みなとカーニバル/2013年8月30日)
原画:みこしまつり
シナリオ:さかき傘
公式:「辻堂さんのバージンロード」OHP
定価:6300円
評価:A (A〜F)

関連
批評空間さんに投稿したレビュー (ネタバレ無し) ※外部リンク

※詳しい長文感想は、批評空間さまにて投稿しております。



▼評価: 尾を引く面白さ。
細かな不満点はあるものの、FDとして見たらかなり良い出来栄え。大満足でした。「辻堂さん」の世界とキャラを掘り下げて、もっとこの世界で起こるできごとを見ていたいと思わせるような魅力に満ちています。ファンなら買って損は無し。逆に、ファン以外の人への訴求力はそんなに無いと思います。知らない人orルート全部やってない人でも話にはついていけるように「説明」はついてますけど、基本的にある程度以上思い入れがあって、前作の続きを楽しみにする層向け。ファンディスクだから当然なんですけどね。

▼雑感
総プレイ時間15時間弱。軽快なノリとテンポでぐいぐい進むので、このくらいの長さが丁度良いですね。長すぎるとダレるし、短すぎると物足りないし。

イチャラブとバトルのどちらもまんべんなくこなし、本編(純愛ロード)のファンに満足を届けてくれる、サービス精神にあふれたファンディスクでした。ファンディスクには大雑把にわけて、制作スタッフがやりたいことをやるパターンと、ユーザーの希望を聞き入れつつ話を膨らますパターンとがあると思うのですが、本作はあきらかに後者。ユーザーフレンドリーなブランドのカラーが出ています。

人気投票上位のキャラをヒロインに昇格させてる時点で予想の範疇か。

いくつか挙げた不満点は、まずキャラを使い切れていなくて勿体無い感じがすること。次に、バトル要素の見せ場があんまり無くて前作より盛り上がりに欠けたこと。そして、あずにゃんの扱いがちょっと物足りなかったこと。ついでに冴子ねーさんのにゃんにゃんシーンがなかったことも入れても良いんですが、そんなところです。

あずにゃん(梓)の扱いについては完全に個人の趣味。攻略要素がついただけでも十分優遇されているので、これ以上を望むのは酷かもしれません。ただ、やっぱり好きなキャラのイイトコは見たくなるのが人の常。

欲を言えばあと1000円安ければ良かったかなぁ。本編が6800円ですから、500円しか安くなってないわけでして、ボリュームがそこまで差がないとはいえ「ファンディスク」の気軽さやお得さはちょっと感じられませんでした。

まあ、トータルで見れば十分「買い」な内容。FDなので少々贔屓目が入りますが、それはご容赦下さい。

攻略は、選択肢が少ない割に結構面倒で、全ルートクリアした後に既存ルートでイベントが追加されていたりします。あと、あずにゃんルートはカラオケのときの選択肢が超絶大変。楽にこなそうと思ったら、「次の選択肢まで進む」を押しまくって選択肢総当りすれば、イベント埋まります。

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2013/08/30(金) 12:34:49

ととの。
タイトル:『君と彼女と彼女の恋。』(ニトロプラス/2013年6月28日)
原画:津路参汰
シナリオ:下倉バイオ
公式:「ととの。」OHP
定価:7500円
評価:C (A〜F)

関連
批評空間投稿レビュー (ネタバレ有り) ※外部リンク

※具体的な長文感想・内容紹介は、批評空間さまにて投稿しております。



▼評価: この物語で、恋はできない。
うーん。ある意味予想通りかなぁ。udkさんがブログで、「この作品は物語性よりも評論性の方が強い」と述べておられますが(こちら。なおリンク先もネタバレなので、閲覧には注意)、これには私も全面的に同意。「恋」とはなにか、を問うた作品であり、その答えは物語としてではなく、論述として与えられる。考えさせる力を持っているし、話のタネになることは間違いありません。しかし、論述として見ると強度が足りないし、物語としては中途半端。システム回りや仕掛けなど、やったことの凄さは認めるとしても、トータルで作品としてみると「そんなもんか」という感じでした。ファンの方からは「分かってない」と袋叩きに合うかもしれませんが、むしろこのシステム、こういう主張と切り離して使ったほうが良かったんじゃないかとさえ思います。

▼雑感
批評空間さんに投稿した文章は、私にしては珍しく、結構頑張って構成を考えました。ざっくりとまとめると、次のような感じです。

 悗箸箸痢』は、ユーザーとゲームのヒロインとの恋愛のあり方を問いなおそうとした作品。
◆悗箸箸痢』の主張は、キャラを人間のように大切にしろ、ということ。
しかし、『ととの。』自体はキャラを駒として扱っている。
い修發修皀侫クションを現実の下位に置いてしまっている。
イ△函∈戮い問題点もいくつかあるよね。
Δ燭澄見方を変えて「皮肉」を言ってる作品だとすれば凄いかも。

私的なポイントはのあたりで、なんというか「暴力を振るうな」と言って、暴力を振るった人間を袋叩きにしたり、奴隷解放キャンペーンをやるために奴隷をこき使っているような、微妙な印象を受けました。そのように判断する根拠は感想に書いたんですが、ネタバレなので気になる方はプレイが終わってからご覧ください。

結局、この作品はユーザーとヒロインの関係にクローズアップしたようでいて、ものすごく「作り手」の存在をにおわせるし、それゆえ、キャラが自律的に(自分の判断で)動いているようには見えないんです。全部「作り手の分身」みたいな。いや、美雪に「私は信じる」と言わせてる時点で、テーマのほうがそこまで単純でもないのかもしれませんが、じゃあどこをどうひねってるの? と言われてもポイントが判然としないわけで。

なので、「言いたいことはわかったから、今度は「あなた」が、ヒロインをほんとうに(『ととの。』が主張するような意味で)大切にした作品を作ってください」と言いたくなる(下倉氏が既に作っているというツッコミはナシで。「作り手」はひとりライターの意味ではないですから)。あと、「あなた」が勝手に仕掛けたことを、さもユーザーが悪い、みたいに言うのは勘弁してほしかったりも。

ただ、この作品が非常に高い評価を受けるのもわかる気がします。理由の1つは、問題意識が非常に明快で、しかも多くの人にとって身近なことを問うているから。月次な言い方ですが、非常に質のいい問題を提示しているということです。社会問題を取り扱った映画みたいなもので、その問題に強い関心を持っている人ならば、面白く考えることができる。

2つ目は、凄く丁寧で、凝った作りをしているから。これは私も高く評価したいところで、本当に手抜きなく作っている感じがする。システムとかびっくりしました。普通のゲームだったら、これだけで80点くらい付けたくなります。実際、このギミックを見るためだけにゲーム買っても、損はしないでしょう。

最後に、論述としての粗さが良い方向に働いて、「都合のいい」解釈が許されるから。私は今回、どちらかというとこの作品をなるべく「外側」から見るようにしました。それは、最初にも書いたとおりこれが「論説」だという判断にもとづいているわけですが、ベタに物語として読むと、アオイや美雪の言動はなんとでも解釈できるものが多いんですよね。真逆のことを言ったりやったりしているし。それだけに、解釈者が自分の解釈を補強する要素を拾って来やすいところがあって、「綺麗な」結末とも相俟って、全体をその人好みの、美しい話として納得しやすかったのではないかと思っています。

この作品を素直に「良かった」と言ってる人は、ヒロインが好きなんじゃなくて単に自己愛が強いだけだ、と『ととの。』に辛辣なコメントをしていた人がいましたが、そういうところがあるのかもしれません。

こういうことを書くと、『ととの。』を高評価してる人を馬鹿にしてるのか、とか言われそうですが、そうではありません。『ととの。』はそんな風に、自分をうつす「鏡」として楽しむのがベストな楽しみ方かもしれない、ということです。分析的に考えるのではなく。

んで、この流れのついでで最後にΔ硫椎柔なんですが、要するにこの作品、「論説によって物語を捉えるっていうのは、こういう残酷なことなんだよ」みたいなメッセージであると考えると、これは非常に説得力がある。というか、私みたいな人間は「やっべー」と思うわけです。

もうちょっと詳しく言うと、私の読んだ限り、『ととの。』は、『ととの。』の物語内部が主張するような意味でヒロインを大事にしていないわけですが、それは物語を内側からではなく外側から見ることによって、ある種必然的に引き起こされた事態なわけです。そして、そのことを誇張して描いたのだとすれば、「ゲームについて論説を書くなんてのは、ヒロインへの冒涜だよね」みたいな皮肉を、ゲームとして表現してみせた、そういう作品なのかもしれない。

だとすれば、かなり的確なことを言ってる気がします。もちろん私は論説を書くタイプの人間なので、すなおに乗っかるわけにはいかないんですが、ものすごくクリティカルな批判だと思う。エロゲーマーではなく、エロゲーレビュアーが、正面から向き合わないといけない問題。「なんでお前ら、物語の中に素直に没入しないの?」って言われてるのだと考える。こんな感じ。

ただ、やっぱりちょっと無理筋かな〜。可能性ゼロではないと思うんですが。

というわけで、クドい視点でのレビューになりましたが、知人友人関係では凄く高評価している人も多いので、もし参加者があつまれば、ちょっと座談会的なものをしてみたいなぁと思っています。私の気づいていない魅力に気づけるかもしれないし、そもそもこの作品が掲げているテーマについて、各自の意見を聞くだけでも面白そうだし。

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2013/08/19(月) 07:57:07

中国から飛び込んできた仰天ニュース。なんでも、除霊師が「膣内にいる悪霊をち○ぽで追い払う」とか言って、セックスして捕まったとかいう話。いやあ、書いてて意味わかりません(笑)。

除霊失敗
▼「膣内悪霊をペニスで追い払う除霊師を逮捕」(日刊スポーツ2013年8月19日) ※外部リンク

全文引用。
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 中国人の自称除霊師が、強制わいせつなどの疑いで逮捕された。

 中国紙「南方都市報」の報道によると、広東省広州市の警察は今月1日、黄建軍容疑者を逮捕した。除霊師をしているという黄容疑者は、恋愛相談に訪れた若い女性をホテルの部屋に連れ込み、ベッドに全裸で寝るように要求。「膣(ちつ)内にいる悪霊が恋愛を妨げている。私のペニスで悪霊を追い払うしかない。私はセックスをしたことがないが、除霊のために私の童貞をささげる」と説明し、性行為を行った。

 セックスを終えた後、黄容疑者は除霊代として2万元(約32万円)を要求したため、女性は警察に通報した。

 この女性は香辛料店で働いており、好意を寄せる上司の気を引きたいという相談内容で、黄容疑者と会っていた。黄容疑者は警察の取り調べに対して「僕は糖尿病なので、勃起の能力を失って長い時間がたっている」と話し、容疑を否認している。


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凄い。完全にエロゲー。しかもBADEND直行コース。ゲーム化マダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン

あれです。古いゲームですが、10年ほど前にNomadさんから発売された『ニセ教祖』ってのを思い出しました(公式)。原画がINOさんとみどり葵さんだったんで即買いしたんですよ。割りとエロくてたくさん抜いた記憶があります。

ニセ教祖
『ニセ教祖』(Nomad 2004/11/5)

教祖と除霊はちょっと違うのかもしれませんけど、「超常的な力を信じてそれに頼る」という点で、このゲームと似てるかなと。

あの頃は、法の華三法行だの何だのが、雨後の竹の子のように沸いていた時期で、2003年にパナウェーブ研究所とかが注目を集めていたんですよね。『ニセ教祖』は、そういうカルト宗教ネタをからかいながら、案外本質的なところに切り込む視点を提供していた、面白い作品でした。

私が「本質的なところ」として言いたいのは、信仰と現実の接点みたいなことです。除霊にしても宗教にしても、いわゆる《現実を離れた》ところに身を置くという態度はあり得ると思う。でも、その解決は不思議なことに、損害賠償だの刑事責任だのという、世俗的なところで行われるんですよね。

今回の中国の「事件」にしてもそうで、オチは「女性は警察に通報した」と。傍から見ているぶんにはそれでいいんだけど、そもそも加害者にとってはそれ全然処罰されたことにならないかもしれないし、被害者もそれで良いのかなぁっていう。イエスを政治犯として十字架に貼り付けた、ローマと同じ臭いがする。

もちろん、相手が詐欺目当てのショボい除霊師だったり、しょうもない新興宗教ならそれで解決できるんですけど、いわゆる「ホンモノ」の信仰集団だった場合、こういう方法で「解決」できると思っていたら、足元をすくわれる気がしてなりません。たぶん、信仰なり何なりという体系を、私たちはうまく社会に組み入れられていないんだろうなぁ。


あと全然関係ないんですがこのニュース、ソースは「南方都市報」ですか。中国の新聞って数多すぎて私は全くわかんないけど、名前くらいは聞いたことあります。系列の「南方週末」は結構有名な雑誌で、Wikipedia先生によれば「「ニューヨーク・タイムズ」で「中国で最も影響力を持つ自由主義の新聞」とされ、毎週160万以上の発行部数を誇る週刊誌」。

参考までに、日本の週刊誌発行部数を見てみると、一般社団法人・日本雑誌協会(JMPA)のデータで、2013年1月〜3月の週刊誌発行部数がこちら。一番出してる「週刊文春」が1号あたり、696,100部。

週刊誌発行部数
2013年1〜3月 週刊誌印刷公表部数

毎週160万って半端ないですね。さすが中国。しかしそうなると、600万部とか言ってた黄金期の『週刊少年ジャンプ』はバケモノかって話(印刷証明付発行部数では無い頃ですが)。バブルって凄かったんですねぇ……。

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