よい子わるい子ふつうの子

18禁PCゲームをメインに、ラノベや漫画についてもダラダラ話を書きます。長文多いです。

2012/07/31(火) 20:55:16

というわけで、必要かわかりませんが一応攻略も。身も蓋もないことを言えば、ほとんど一本道だから適当に選択肢総当たりしたら全部見られると思います。

関連記事 :レビュー:『宇宙刑事ステラバン』(2012年7月30日)

※以下の攻略はプレイ経験に基づくものであり、確実な攻略を保証するものではありません。

◆選択肢一覧
◎プロローグ (2周目以降出現)
『帝王』として、力を貸してやる。 →Hイベント後、ED。
もちろんスルー。 →プロローグ続行

◎本編
選択肢1

アイザックの身体を乗っ取る。 →Hイベント後、ED。
アイザックの身体を乗っ取らない。

選択肢2

アミィを救う。
アミィの処女を自ら奪う。 →Hイベント後、ED。[BAD END エスカレーションGATE2解放]

※2周目以降、アイシャのHシーン挿入。

選択肢3

薬剤師の声を聞いてみる。
ナースの話を聞いてみる。
医者の話を聞いてみる。
※選択肢は総当たり。分岐無し。

選択肢4

メンゲルスを信じない。
メンゲルスの提案に乗る。 →Hイベント後、ED。[BAD END エスカレーションGATE3解放]

選択肢5

今はまだ見逃してやる。
哀れ地球人の器を乗っ取る。 →Hイベント後、ED。[BAD END エスカレーションGATE1解放]

選択肢6

ゲドニーを撃つ。
ゲドニーを撃てない。 →Hイベント後、ED。[BAD END エスカレーションGATE4解放]

選択肢7

熟考してみる。 →選択肢8-Aへ
もちろん、つき合う。 →選択肢8-Bへ

選択肢8-A

切り札を使わない。 →派生無しエンド(Hシーンあり)。
切り札を使う。 →ステラバンエンド。

選択肢8-B

狸寝入りで華麗にスルーっ! →Hイベント後、ED。[BAD END エスカレーションGATE5解放]
帝王の力を貸してやろウっ! →選択肢9へ

選択肢9

何もできない。見守るしかない。 →派生の無いBADエンド。
命を賭けて、テラーを助ける。 →Hイベント後、ED。[BAD END エスカレーションGATE6解放]

BAD END エスカレーション GATE6 戦慄のテラワイヤー無双END 後 タイトル画面の一番下に「SPECIAL」解放。

◆CG内訳など
カナタ:22シーン/23枚
アミィ:18シーン/20枚
ユリカ:15シーン/14枚
アイシャ:10シーン/10枚
その他:7シーン/16枚(差分無し。15枚目は「ステラバン」のCG3枚)
合計:72シーン(除ED)

ED鑑賞:10シーン

このエントリーをはてなブックマークに追加   

「攻略:『宇宙刑事ステラバン』」を読んだ人はこんな記事も読んでいます
攻略:『Dolphin Divers』 (2012/07/11)
レビュー:『フリフレ2』 (2012/01/25)
獣ノ躾の動作について (2012/02/12)

2012/07/30(月) 23:19:26

ステラバン
タイトル:『宇宙刑事ステラバン 』(MAIKA/2012年7月27日)
原画:椋木尋、桜ロマ子、沖田つばさ、こもだ、パパイヤ純
シナリオ:実験機八号、たまごやき工場長、めたるex8
公式:http://www.media-box.ne.jp/line/sol2/top.html
批評空間レビュー投稿:済 → ネタバレ無し
定価:8800円
評価:D(A〜E)

※具体的な内容に踏み込んだ長文感想(内容紹介)は、批評空間さまにて投稿しております。ご関心あれば上記リンクよりご覧下さい。

関連記事 :攻略:『宇宙刑事ステラバン』(2012年7月31日)

◆評価について
抜けるか抜けないかで言えば、まあ抜けました。その意味では期待通りなのですが、別にこの作品じゃなくても良かったというのが大きいです。ボリュームも前作と比べればだいぶ落ちている(シーン数の単純な登録数が、前作『ソルディバン』は95。本作『ステラバン』は72)。これで良い評価つけたら嘘だろうということで。勿論、絶対この作品じゃないと駄目! というのがあるなら別ですが、それは最早点数も判断基準も関係ない話だし、私はそういう感覚を本作に感じなかったということで。

◆雑感
MAIKAというのは基本的に設定で勝負するブランドだと私は思ってます。

なにせ展開は戦隊ヒロイン凌辱モノだろうが騎士姫凌辱モノだろうが覗きモノだろうがどれもほとんど一緒。シチュエーションも似たり寄ったり。テキストはどれもこれも「はわわ〜○○様ぁ〜 ぐりゅんぐりゅん」(○○はその作品の主人公の役職)みたいな感じ。舞台とヒロイン、主人公を入れ替えて、あとはよろしくやっている、というのが大半ですから。あ、『小悪魔リサ』は除きますけど。

とはいえ、それが悪いかというと寧ろ逆で、おきまりのパターン、おきまりのシチュエーションが大好きな人たちが、毎度そのパターンにはまっていく、バラエティ豊かなヒロインを見るのが良い。ワンパターンが売りになる時代劇のようなもので、基本パターンは決まっていても細部の違いで魅力を演出していく。ユーザーとしても、そのその違いから自分の好みを見つめなおしたり、一番好きなシチュエーションを絞り込んでいったりするわけです。

そういうパターンの一環と考えれば、本作はだいぶ変化球を投げた感じ。似たような展開・似たようなシチュエーションをやりすぎて作ってるほうが飽きたのか、ユーザーに見限られるという危機感からなのか、目くらましのような変化に頼りすぎて、「MAIKAの変身ヒロイン凌辱もの」という本道を踏まえきれなかったように思います。

MAIKAの主人公は何と言っても、ヒロインに対して溢れんばかりの愛を注ぎ、メロメロにして自分のモノにするタイプ。本作の主人公も「ステラバンファン」を公言していてその素質あり、取り憑いたテラーもソルディバン(前作ヒロイン)に対し怨みと執念を持っていて、この2人のタッグがステラバンをモノにする話にしないならどうするの、という感じなのに、大半が別組織の怪人に良いようにステラバンがやられるのを見ているだけという……。BAD END ESCALATIONの展開が、完全にアゲインストでテラーたちが気の毒でした。

抜きゲーとしての期待には応えてくれたとしても、この作品でないと味わえない魅力というのはほとんど無く、むしろもっと良い作品他にこのブランドから出ているから、そっちやったほうが良いよね、と。

結局、何に特化させようとした作品だったのか本当に最後までわからなかったなぁ……。

このエントリーをはてなブックマークに追加   

「レビュー:『宇宙刑事ステラバン』」を読んだ人はこんな記事も読んでいます
ノートのとりかた (2013/12/06)
レビュー:『どらぺこ! 〜おねだりドラゴンとおっぱい勇者〜』 (2013/07/25)
レビュー:『ラブesエム』 (2013/09/24)

2012/07/29(日) 13:28:14

ぼんやりとネットを巡回していると、こんな素敵な記事を見つけました。

日々の音メモ 様
アニメ、ゲームに登場したヘッドホン12 天色くろすおーばー×MDR-Z1000×Beats Pro×Edition10

藤枝雅『天色くろすおーばー』の中にでてくるヘッドフォンを細かく検証・紹介しておられる、力の入った記事です。オーテク(Audio Technica)使いですみません。遠音ちゃんと仲良くなるのは厳しそうだ……。

ちなみに、価格ドットコムで調べたところ、お値段はこんな感じでした。

SONY MDR-Z1000 → 32800円
MONSTER CABLE beats by dr.dre Beats Pro → 34800円
ULTRASONE Edition10 → 186999円
ULTRASONE Edition8 → 109800円
audio-technica ATH-W3000ANV → 93900円
FURUTECH ADL CRUISE → 31800円

3万円以下の品が無い(笑)。

ヘッドフォンはスピーカーと比べるとコストパフォーマンスが良いですし、耳のためにも音の為にもそれなりのものを買ったほうが良いと理解してはいるのですが、さすがに5万を超えるクラスのものには手を出す気になりづらい。消耗品ですから、3万くらいでも結構キツい。特に、外出時に装着していって不慮の事故でおしゃかになったら泣くに泣けないので、高いのを買えば買うほど自由に使いづらいというのは以前身を以て学びました。それほどクオリティが求められる音楽を聴くことも少ないので、ほどほどが一番。

皆さんどのくらい音響にお金をかけているのかは存じませんが、私は自分で使うのは1万円くらいが妥当なラインかなと考えています。私の大したことのない耳力では、はっきり音の違いがわかるのは2千円くらい→1万円台→10万円台だということがオーディオ専門店とかで試し聴きをしてみるとわかりましたので。

で、個人的に1万円前後で割と良い奴をいくつかチョイスしてみました。実際に使ってみたり、店頭で聴きまくってみて、気に入ったものですから、何か客観的なデータや知識があるわけではなくて単なる直観なのですが。

まず、Audio Technica AD500
オープンエアーHPですが、残念ながら私にはあんまりクローズとの音の違いはわかりません。低音はいまいちでないという評判でしたが、どうしてなかなか、この価格帯にしては健闘していると思います。ただ、最大の特長は多くのレビューに書いてある通り、装着感。パッド部分がビニルや合成皮革ではなく、布。これが凄くありがたいです。本体も比較的軽くて、長時間付けていても疲れない。妙なバネで頭を挟んだりもしないので、圧迫感が少なくてとにかく楽。ただ、ちょっとムレます。あと布の部分が汚れやすい。ホコリとかたまると白くなってくるのでお手入れ注意。

次に、Victor HP-RX900
クローズ型のHPで、特にこれといった特徴がないのが特徴。何というか本当にクセが無くて、クラシックからエロゲーの音声まで、割とどんなタイプの音も歪めないので問題なく聴けます。ワンランク下のRX700は値段の割にイマイチ。安いのを買うならRX500のほうが良いと思います。3000円未満で買えるHPの中では良いほうじゃないかな。

そして、SONY MDR-7506
原音に近い音で聴けます。定価よりだいぶ安く買えるはず。1万円前後の価格帯では珍しく、それとわかるレベルの違いがある。ただ、なんか妙に肩が凝るのと耳から外れやすいこと、そしてパッド部分がすぐぼろぼろになる(SONYのHPがだいたいそうですけど)のがちょっとなぁ、という感じ。サランラップ巻いて使ったろか……。音の質はともかく、使用感で上二つに劣ります。

最後に、Audio Technica ATH PRO5
電話のコードみたいな配線とやたら強い挟み込みのバネ。小さめのイアカップと、使いづらいことこの上ないのですが、このHP、とにかく低音に強い。というかその筋では結構有名な品らしく、割とあちこちでレビューを見かけます。だいたいどこも「面白い」という感想なので、どんなもんかと買ってみましたがなるほど面白い。他のHPとくらべると一聴瞭然。とにかく低く低くもっていく感じ。ボヨン、ボヨン、という感じの音が楽しくなってきます。

上から気に入っている順番で4つ挙げてみました。ちなみにうちには、無駄に7つHPがあります。10万出して1つ良いのを買うという本物志向は憧れるし、私の周りにはそういう人のほうが多い。ただ、私の場合はそこまで高価なHP使っても聴くものがないし、それなら1万のをいくつも買って違うタイプの音を楽しむのもありかなーという。実際、2つ3つ違うタイプのがあれば結構新鮮な音を楽しめます。

ヘッドフォンについては色々な人が詳しいことを書いておられるので、私が言えることなんてほとんど無いのは承知で、私でもわかるレベルで違いがあるかな、というのをチョイスしました。ちなみに、

問題はエロゲーのときにどのHPが良いかですが、首振っても揺れても疲れにくいAD500が個人的にはマジお薦めです。これ以上の価格帯になると音質とかももっとわかりやすく変わってきますし、人によってよく聴く曲とか好みとかも出やすくなるのでしょう。ただ、その辺は私があんまり使ったことも購入検討で視聴したこともないのでわかりません。

ともあれ、今日は素敵な記事から派生してHPの話でした。それでは、また明日。

このエントリーをはてなブックマークに追加   

「ヘッドフォンの話」を読んだ人はこんな記事も読んでいます
ブックカバーの話 その2 (2012/05/19)
注意一瞬 (2013/04/20)
きっと、特別な「31」 (2012/05/05)

2012/07/28(土) 23:36:58

残念なおしらせが飛び込んできました。『失われた未来を求めて』を手がけたTRUMPLEさんがブランド解散ということで。オフィシャルの告知はこちら
活動休止のお知らせ
平素よりのご愛顧誠にありがとうございます。

突然ではございますが、この度美少女ゲームブランドTRUMPLEは、
サポートなど一部の業務を除いて、活動を休止いたします。

2010年に「失われた未来を求めて」を発売した時には、
皆様に多くのご支援を頂き、本当にありがとうございました。
現在でもコミカライズなどは続いており、
メディアでの展開など含めて、これからもゆっくりではありますが
歩き続けていく作品を、変わらずご愛顧頂ければ幸いです。

私たちスタッフ一同は、現在ではゲームを制作していたり、
やってみたかった事を試してみたりと、各々の道を歩んでいます。
それでもどのような形であれ、それぞれが再び皆様の前に
胸を張ってご挨拶できる時が訪れればと思っております。

皆様に頂いたご支援に対して短いご挨拶ではありますが
この記事をもってご挨拶とお礼とさせて頂きます。

2012年7月27日
TRUMPLEスタッフ一同
まだまだ可能性が感じられる作品だっただけに、1作で解散となってしまったのは非常に残念です。スタッフの方はこれからもさまざまなかたちでゲーム製作に関わって行かれるということで、是非応援したいと思います。


一方こちらは嬉しいお知らせ。『無限煉姦』に追加コンテンツが発表されるようです。まだ出そろっていませんが、専用ページもできあがっています。

ツイッターの和泉万夜氏のつぶやきを拝見しますと、書き下ろしで小説を書かれるということ。……まあ「NOVEL」って書いてあるしそのままか。既に内容はできあがっているようですので、発表が待たれます。

『無限煉姦』の小説といえば、先日発売された『Liquid Black Box』に付属していた1000頁の超分厚い雑誌、「成年Liquid」創刊号に3ページほどのショートストーリーが載っていました。「英才教育」というタイトルで、内容はリトルの話。『無限煉姦』はあれで完成した一つの作品ですので、FD的な追加だったらちょっとどうなるか不安だなーという気もしていたのですが、枠を広げるというのではなくて「英才教育」のように既存の世界を掘り下げる形の追加コンテンツになるならとても楽しみですね。

というわけで、本日はこんな感じ。

エロゲーは現在進行形でやりまくってるんで、感想とか攻略はもうちょっとだけお待ちを……。とりあえず『てにおはっ!』と『ステラバン』は終わりました。どっちも期待通りというかバリバリの抜きゲーでした……。いまは『平グモちゃん』にとりかかっております。これは結構長引きそう。

それではまた明日!

このエントリーをはてなブックマークに追加   

「続いたり途切れたりの話」を読んだ人はこんな記事も読んでいます
sweet lightさん新作『BRAVA!!』の情報が出始めた話 (2013/02/13)
検討:『大犯盛』 (2012/11/06)
2013年2月22日エロゲー戦線 (2013/02/22)

2012/07/27(金) 22:57:58

というわけで月末金曜日。

本日は朝9時に家を出て、アキバへ向かいました。目指すはソフマップ1号館。

最近気の迷いでアミューズメント館予約にして順番待ちやら何やらで大変な目に遭ってきましたが、今回は全部1号館。合計7タイトルと、まあ比較的落ち着いた感じです。

ソフマップ前に辿り着くと、外周にぐるっと人が並んでいますがいつもほど多くはない。しかし、人は少なくても熱気はむんむん。なんたって、外は死ぬほど暑い。まだ午前中だというのにこの温度。午後になって外で並んだりすることを考えると絶望的な気分になっていたことでしょう。

10時少し前にオープンしまして、幸いにも10時半頃には引換完了。追加で欲しい作品も無かったのであっさり終わりました。オーガストさんの新作、『大図書館の羊飼い』の予約キャンペーンが開始されており、入り口でパンフをゲット(あんまりいらないけど)。ついでに予約。店舗によって予約キャンペーンの内容が違っているようで、ソフマップでは早期予約キャンペーンがICカードステッカーでした。

大図書館ICステッカー
どう見てもsuica専用です。私はPASMOなんだけどな……。

トータル4万7千円ほど。5万以内におさまったのは良かったですが、問題はこれきちんと崩しきれるのかという……。とにかく『古色迷宮輪舞曲』が非常に手間と時間をとりそうなので、どのタイミングで崩すか、きちんと計画を練っていかねば。

いやーでも今月はどれもホントに楽しみです。『超電激』と『美少女万華鏡』は前作の信頼度があるし、『古色迷宮』は以前にも書いたとおり、どっちにころんでも美味しそう。『TinyDungeon』は2年越しでシリーズ完結だから追いかけてきたファンとして期待が高まるし、『ステラバン』は……まあ、いつも通りのMAIKAさんでしょう(笑)。『平グモちゃん』に関してはライアーさん、しかも戦国が私のツボなのでほとんど心配していません。今回買った中では一番の鉄板かも。

唯一の不安はゆず茶先生をして「アマクラ絵のヌキゲー」(それ以外
には大して魅力を感じない)
と言わしめた『てにおはっ!』でしょうか。私がソフマップで見ていた限り、予約ではなくて箱を持って並んでいる人が一番多かったのは、この『てにおはっ!』だったと思います。早朝出陣組はほとんどが予約している人ですから、現場で見て、追加で欲しくなるパッケージだった、ということではないかと。確かに、このパッケを見ると欲しくなるのは解る気がします。

レシート引換の抽選で、アマクラ先生のサイン色紙があたるイベントがあったのですが、残念ながら私はハズレ。『TinyDungeon』と『電激』も抽選参加してきたけどやっぱ駄目でした。『TD』は結構あたり出てたみたいだったんで、期待したんですが。まあはずれでもクリアファイル貰えたので良しとしておきましょうか。

というわけで月末戦線の報告でした。とりあえず、「びしょまん」か「てにおは」からやろうかな……。体力もつかしらん。

このエントリーをはてなブックマークに追加   

「エロゲー買ってきた話(2012年7月末)」を読んだ人はこんな記事も読んでいます
秋葉メロン2号店はエロゲーのお店 (2013/03/21)
ケイオス・ラビリンスのイベントに行ってきた話 (2012/12/24)
『催眠遊戯』のアンケートおまけが来た話 (2013/01/24)

2012/07/26(木) 22:44:16

センゴク
宮下英樹『センゴク』
(集英社、2004年〜)
 第1部「センゴク」 全15巻
 第2部「センゴク 天正記」 全15巻
 第3部「センゴク 一統記」 続巻
 外伝 「センゴク外伝 桶狭間戦記」 全5巻

アニメ化した影響もあってか、『織田信奈の野望』が私の周りでは大流行しておりまして、昔から細々と布教活動をしてきた身としては、嬉しいような「ニワカどもめ……」と斜めから見たいようなフクザツな気持ちではございますが、まあ姫様にならって「デアルカ」と言っておくのが穏当でしょうか。

さて、「信奈の野望」に限らず最近は戦国ものが色々ブーム。いろいろと面白い作品がたくさんでている中、個人的にイチオシなのは、ヤングマガジンで連載中の宮下英樹『センゴク』。おそらくこれまでほっとんどスポットが当たってこなかったであろう武将、仙石秀久(権兵衛)を主人公にするというウルトラ思い切った漫画です。

本編は現在、甲斐の武田家が滅亡。毛利遠征のところまで来ています。本編もさることながら、『センゴク外伝 桶狭間戦記』が滅茶苦茶面白い。今川義元が足の長い超絶イケメンなのが気になるものの、「大名」とは何かということを全く別のアプローチから問い続けた二人の英雄という構図は斬新で、それぞれの施策や法律を通して描かれる信長と義元(および太原雪斎)像がとても魅力的です。

この漫画は要所要所で、戦国時代の文書を簡単に紹介しながら、「だがこの通説には疑問が残る」と独自の解釈を展開します。某NHKの「その時歴史が〜」は、胡散臭い史料を平気で混ぜて(たとえば源平合戦では創作物を事実の中に混ぜたりしていた記憶があります)、さも「これぞ歴史の真実」のような語り方をしますが、それとはまったく逆。「一般的にはこうだっていわれてるけど、でもそれだとここ説明がつかないよね。じゃあ、この史料ってこう読んでみたらどう?」という感じで新説が提示されます。

宮下氏自身はこの手の話に対しては素人だそうですが、考証自体は東大の史料編纂所・本郷和人氏らの協力を得ており(コミックスあとがき)、またきちんと出典も明記されていることからそれなりの信憑性を期待しても良いとは思います。ただ、この漫画の魅力はそこではないだろう、と。

私たちは歴史(あえて曖昧な言い方をします)を見るとき、「信長の狙いはこうだった」とか、「こういう事情で小早川は裏切ったんだ」というような話を好んでします。ただ、それは現代の視点、現代の知識から導いた「説明」であって、できごとそのものではない。『センゴク』という漫画の大きな魅力は、この「説明」を相対化し、私たちを歴史というできごとの中に誘ってくれるところにあるように思います。

かつて森鴎外は、「歴史其儘と歴史離れ」という小論を書き、次のように述べていました。
わたくしは史料を調べて見て、其中に窺はれる「自然」を尊重する念を発した。そしてそれを猥に変更するのが厭になつた。これが一つである。わたくしは又現存の人が自家の生活をありの儘に書くのを見て、現在がありの儘に書いて好いなら、過去も書いて好い筈だと思つた。これが二つである。
 わたくしのあの類の作品が、他の物と違ふ点は、巧拙は別として種々あらうが、其中核は右に陳べた点にあると、わたくしは思ふ。
鴎外の言う「歴史其儘」が何であるかということは、それはそれとして大きな問題ですが、少なくとも「説明」とは異なっているのは確かでしょう。近代の学問を経て、私たちは容易に現実のいろいろなことを「説明」できるようになりました。林檎が木から落ちるのは万有引力であり、雷は静電気であり、地震は地殻変動によって生じるのであり……と。けれど、そのことは実際に生じたできごと「其儘」ではない。阪神淡路大震災のメカニズムをどれだけつぶさに究明し、マグニチュードと死傷者数を正確に並べてみせたところで、それはあの災害の総体ではない。私のDNAをどれだけ解析し、綿密なデータを重ねたところで、そのデータの束が私自身であるということはない。

勿論、「其儘」を取り出すことなど可能なのか、ということは改めて問われねばなりません。しかし、私たちの悪い癖は、「説明」ができたらそのできごとの全てを理解できたような気になってしまうというところでしょう。言葉にならない感情も、言葉にすると何かわかったような気になって安心してしまう。ことがらの「説明」も同様です。「説明」がはあることがらの切り取りであり、それによってそのことがらが見えやすくなるのは確かであるにせよ、それは同時にあることがらのもつ奥行きを説明によって消してしまうことでもある。

たぶん、私が『センゴク』という作品に感じる面白さというのは、鮮やかな「説明」に起因するものではありません。むしろその逆で、ある鮮やかな「説明」が見落としていたもの、切りとばしてしまった余白や深みを拾ってきて、それを見せてくれる。そのことによって、「もっとこんな解釈もあるんじゃないか」という思いを抱かせてくれる。津本陽や隆慶一郎の小説がそうであるように、私たちには容易に理解できないもの、あることがらの「説明」からはみ出していく部分を描き出しているところに、この作品の魅力があるように思います。

馬場美濃守(信春)が長篠の戦いで何を思って敵の鉄砲隊の中に飛び込んでいったか。武田勝頼が見据えていたものは何だったか。吉川経家がどうして鳥取城に籠城し、自害にこだわったか。そういう部分を「説明」ではない「物語」として描いている。現在から切り取ったできごとを無造作に提示するのではなくて、当時に寄りそいながら、抑制された描写の中にあるできごとの奥行きを浮かび上がらせている。「わかった!」という気にさせて満足を与えてくれるのではなくて、「もっと知りたい」という気にさせてくれる、そういうタイプの漫画です。

そんなわけで、本日は『センゴク』のお話でした。この流れだと、明日まっ先にプレイするのは『平蜘蛛ちゃん』(※リンク先18禁)かな! 抱いて爆死!

このエントリーをはてなブックマークに追加   

「レビュー:『センゴク』」を読んだ人はこんな記事も読んでいます
レビュー:『僕らはみんな河合荘』3巻 (2012/09/03)
聖闘少女の話 (2013/08/20)
レビュー:『一緒に暮らすための約束をいくつか』 (2012/04/21)

2012/07/25(水) 21:38:42

今月も月末金曜日が近づいてきました。

余りにも注目作品が多いので、1日早いですが検討とかしてみようかな、ということで本日はそんな話。

まず、げっちゅ屋さん調べですが、再販・廉価版等でないのは以下の31作品。

・ CHAOSなカラダ&おさな妻妊婦の痴情 
・ Cell works Collection Vol.1 
・ Faint Tone
・ Monsters Survive 〜負ければモンスターに生殖される〜
・ Tiny Dungeon〜BRAVE or SLAVE〜 
・ atled -everlasting song-
・ いたずらっ娘 〜うちの娘にかぎって〜 
・ お兄ちゃん、私みたいなまな板貧乳の妹に足コキされて感じちゃうんだ。変態だね。ド変態★ 
・ すぽコン!〜SPORTS WEAR-COMPLEX〜 
・ つぼい君のスイッチ! 
・ てにおはっ! 〜女の子だってホントはえっちだよ?〜
・ ボクのママン捜し 〜ママをたずねたら…8人の巨乳妻でした〜
・ ヨメ充! 
・ 宇宙刑事ステラバン 
・ 軍人狩り〜虜囚将校イライザ、鋼鉄の意思は白濁に染まる〜 
・ 古色迷宮輪舞曲 〜HISTOIRE DE DESTIN〜
・ 紅神楽 -くれないかぐら-
・ 三極姫2 〜天地大乱・乱世に煌く新たな覇龍〜
・ 時をかける処女 〜破瓜永久連鎖〜 
・ 時計仕掛けのレイライン -黄昏時の境界線-
・ 受胎島 「どうしてアンタみたいなブサ男に種付けされなきゃいけないのよ?!」
・ 終わる世界とバースデイ 
・ 触り放題!ハメ放題!公然恥辱のライセンス〜携帯一つで無法モード!生意気ギャルをキモオヤジのテクでアッヘアヘにしてやるよ!〜
・ 神楽箱・弐 
・ 創世奇譚アエリアル
・ 第2回妹選抜☆総選挙 〜366人目の妹いちゃラブ後日談〜 
・ 超電激ストライカー 
・ 美少女万華鏡 -忘れな草と永遠の少女- 
・ 平グモちゃん−戦国下剋上物語 −
・ 魔物っ娘ふぁんたじ〜 
・ 妹辱 

DLの独占販売なども含めると多少前後がありますが、まあ概ねこんな感じです。Mielさんの作品はブランド名書かなくても一発で判るのが良いですね(笑)。50音順で並べてみたら「妹辱」が最後に来たということは、「いもじょく」じゃなくて「まいじょく」なのね……とかどうでも良い発見をしました。

それはさておき、GW前のような大きな目玉こそ無いものの、オールスター戦を見るかのような豪華な顔ぶれがズラリ。エロゲーでは無かったので省きましたが、『Rewrite Harvest festa!』もスタンバイ。

色々迷いに迷って私が予約したのは『Tiny Dungeon』(騙されてる感もありますが、続きものなので……)、『てにおはっ!』、『宇宙刑事ステラバン』、『古色迷宮輪舞曲』、『超電激ストライカー』、『美少女万華鏡』、『平グモちゃん』。割とメジャーなラインを幾つかはずしてしまったのですが、こればっかりはしょうがない。10本以上になると真面目にもって帰るのが億劫になるので、当日現場で買ってしまうソフトを考えるとこの辺が限界。『Faint Tone』と『アエリアル』、『終わるバ』は購入ラインに入らなかったものの、良い意味で注目しています。

『Tiny Dungeon』は、シリーズがとうとう完結。げっちゅ屋さんの紹介文を見ると、こんなことが書いてあります。

シリーズはついにクライマックス! 全4部作がここに完結!!

『〜BLESS of DRAGON〜』 からは始まり、2年越しでついに物語の終局を迎える 『Tiny Dungeon』。
それまでに築いた絆を束ね、幸せな結末を掴み取るための最後の扉。
誰もが笑顔でいられる、そんな輝かしい未来は訪れるのか……?


「からは始まり」は誤字だろ、修正してやる! というのを言いたいのもさることながらですね。

シリーズの始まりは『〜BLACK and WHITE〜』です。『〜BLESS of DRAGON〜』は2作目。

書いた人、やってないの丸バレというか、いくらなんでも酷い……。たぶん今年の1月に『B&W』の通常版が出ているので勘違いしたのだと思いますが、『B&W』が2010年6月。『BoD』は2010年12月です。ちゃんとプレイしていれば、あの衝撃的なスタートとヒロインが誰だったかは忘れようがないわけでして。まあいちいち全部の作品やってる人を書き手に回せないから仕方がないのでしょうけど。

分割商法だ騙し討ちだと酷いことを言われているし、私も全く同意なのですが、しかしそれを認めた上でこのシリーズ、凄く面白いんですよね……。他のゲームでハズレひくくらいなら、こっちで良いかと思ってしまう。そのうち色々追加されたフルセットパックが出ることも期待しているのですが、売上的には無理かも知れません。でも、とりあえず懸念だったシリーズ完結まで走ってくれたことには感謝。

あと、以前書いた『古色迷宮輪舞曲』。古き良きADVを新しくしたというか、ダイジョーブ博士の改造を受ける前みたいなドキドキ感があってたまりません。明日とか眠れないかも知れない……。

その他5本については大ハズレは無いだろうし、まあ心配するのは財布の中身だけで済みそう。というわけで、本日は月末戦線の検討でした。

それでは、無事週末を乗り切るべく、英気を養いたいと思います。

このエントリーをはてなブックマークに追加   

「夏のマモノ(7月エロゲー戦線)」を読んだ人はこんな記事も読んでいます
凌辱の秋、触手の秋 (2012/09/05)
ad:libさんの新作の話とか (2013/07/31)
激しい運動バンザイ (2013/10/18)

2012/07/24(火) 04:39:52

ひとりぼっちの地球侵略01
小川麻衣子『ひとりぼっちの地球侵略』
(小学館、2012年7月17日)

(あらすじ)
高校に進学した男子学生・広瀬岬一(ひろせ・こういち)。入学式へ向かう彼の前に、奇妙なお面の女子生徒・大鳥希(おおとり・のぞみ)があらわれる。

――「お前の命を、もらいに来た」

彼女はそう告げると、突然岬一に襲いかかる。逃げる岬一、追う希。希は常人離れした身体能力であっという間に岬一を追い詰め押し倒す。しかし、その手が心臓に触れた瞬間、彼女は岬一を殺すことをやめてしまった。

翌日再会した希は、自分が宇宙人であることを告白し、岬一の身体に関するある秘密を明かす。そして彼女は言う。

「二人で一緒にこの星を征服しましょう!」

こうして、二人の地球侵略がはじまるのだった。

『ゲッサン』で連載中の漫画、『ひとりぼっちの地球侵略』。作者は、『とある飛空士の追憶』コミカライズを手がけた小川麻衣子氏。内容はほぼノーチェックだったので、タイトルと表紙に惹かれて購入したのですが、これが大当たり。

オルベリオという星からやってきた希は、「一人で生きて、一人で闘って、自分の星のために全力を尽くす」少女。ある事情によって生まれたときから一人、「死ぬまで一人で」闘うはずだった彼女が、はじめて岬一という「仲間」と出会います。

二人は目的は違うものの、他の宇宙人を倒すということで共闘を約束し、地球を侵略に来た宇宙人との戦いに挑みます。バトル描写はいまのところほぼ無いに等しい状態だし今後もあまり期待はしませんが、描写を見ている限りグロもいけそうな方かもしれません。よくわかんないけど。

岬一にとっては何気ない一言だった「仲間」という言葉は、彼女にとっては全く別の意味と重みを持っていて、その差の描写が面白い。彼女の過去や岬一との出逢いにはまだまだ謎がありそうで、その辺をどう扱うかで今後の評価は大きく変わるにせよ、一巻時点(1〜4話)ではもの凄く良い感じ。傑作の匂いが漂っています。

絵柄はかなり可愛らしい感じで、線がしっかりしていて見やすく綺麗。背景の描き込みなどは少なめ。とはいえ人物の表情や身体の動きは丁寧で、読み応えがあります。今のところ女の子は希ちゃんくらいしか出てきていませんが、かわええのう……。普段無愛想なのに、時々無防備に笑ったり泣いたりするのが凄く心に残ります。この娘の表情がこれからどんどん豊かになっていくことを想像すると、胸が高鳴る。

先読みをすれば、こういう異なる存在との交流は「ドラえもん」のリルル(鉄人兵団)をはじめ、一方の離脱に伴う別れによって想いが結晶化されることが多いんですよね。昔はその切なさに惹かれていた部分がありましたが、最近はそれが必ずしも有効な手だとは私は思わなくなりました。視点が片方に偏りやすい短編なら効果的でも、ずっと二人の関係を積み重ねる中・長期連載の作品になった場合、一方に視点を固定しての別離は、かえって逆効果という気もする。

本作もこの二人は最後に別れるのは既定路線という感じがするのですが、その際は是非双方の視点を描いて欲しい。でもそれ以上に、願わくは彼らに幸せな未来を、と思わずにはいられません。まあ、楽しみが減るので余り先のことは考えないようにしよう……。

私が大騒ぎしているのを聞きつけた友人が一言、「ということは、俺には面白くないな」と呟いており、何だこの野郎無礼な奴だ実に怪しからん読みもせずに判断するなど言語道断四の五の言わずにマァ読んで見給え、と言いたくなったのですが、確かにちょっとモヤッとした感じが全体に漂っておりまして、彼にはあわないかもしれないなと考えて思いとどまりました。

そんなわけでまだ始まったばかりの本作ですが、これから先を楽しみにしていきます。

では、また明日お会いしましょう。

このエントリーをはてなブックマークに追加   

「レビュー:『ひとりぼっちの地球侵略』」を読んだ人はこんな記事も読んでいます
レビュー:『ゲノム金/銀』 (2012/06/12)
漫画買ってきた話 (2012/05/18)
レビュー:『一緒に暮らすための約束をいくつか』 (2012/04/21)

2012/07/23(月) 21:12:12

inkyu
タイトル:『脱がして犯して淫力吸しゅ〜! 』(softhouse-seal/2012年7月20日)
原画:あげきち
シナリオ:Fuzisawa、冬野氷夜
公式:http://softhouse-seal.com/product/064-nugashite-stg/index.html
批評空間レビュー投稿:済 → ネタバレ無し
定価:2000円
評価:C(A〜E)

※具体的な内容に踏み込んだ長文感想(内容紹介)は、批評空間さまにて投稿しております。ご関心あれば上記リンクよりご覧下さい。

◆評価について
STGちょっと苦手な私でもスイスイできた、エロもよかった、ということで個人的には満足していますが、Bつけるほどかなあ、というと微妙なライン。「B」は他の人に無理矢理にでも薦めて後悔しないレベル、ということになるので、各種システムの問題点やHシーンのボリューム等を鑑みてCに。でも十分面白かった。seal作品の中では5本の指に入るかもしれないです。10傑には間違いなく。

◆雑感
一番嬉しかったのは、過去のseal作品のテーマソングがBGMとして使われていたこと。私のお気に入りは『お姉ちゃんエロエロ注意報』と『変態勇者』のOP。作品のデキとOPは別モノということでひとつ。

攻略情報的なことを言えば、EDにはBADEND(イベント無し)とHイベントありのTRUEENDがありました。条件はたぶん、ノーコンティニューでクリアーすることだと思う(Easyモードでも見られたので、少なくとも難易度ではありません)のですが、もしかするとボス戦の脱衣状態かもしれません。そこまで確認できず。とりあえずボス戦は早めにボムぶっ放して真っ裸にして命も大事にすれば大丈夫です! (いい加減) 検証できたら追記します。

キャラもHの内容もゲーム的な部分も、sealブランドの作品中かなり上位にくるくらい気に入っているのですが、それだけに勿体ないなぁ、と思うところが多々。変な言い方ですが、STGというのはシナリオやキャラを「ユーザーが想像できる」ように設定をうまくつくって流すことができれば、いくらでもシリーズ化や続編ができる、ブランドが得意ジャンルにするメリットの大きいところだと思っています。それは嫌らしいマーケティング的な意味ではなくて、技術的にもストーリーや構成的にも掘り下げに向いているという意味で。

だから、なんかあんまり発展性が無さそうな落とし方になっていたのがちょっと残念だし、精霊vs魔王の戦いとかももうちょっと背景からしっかり描いて(一応説明はあるけど完全にネタ的な説明になっていたので)、せめて設定資料集をpdfで同梱するとかしてあれば盛り上がったかなあと。まあ、あんな終わり方だった「くのいちがイクッ!」の続編が出るくらい、sealさんの懐の深さは底知れないものがありますから続編なしと決めつけるのは早計ですが……。

sealさんは何か、聞いてもないのに作品の裏設定語り出すような方向で本気さを出してくれたらなあ、とずっと思っています。ユーザーを楽しませよう、というのはビンビン伝わってきて好感度高いのですが、ちょっと狙いすぎというか、sealさん自身が楽しいと思っているのはどんなのなんだろう、と。お馬鹿で明るいノリ、といえばそうなのかもしれませんが、それもやっぱり「みんなはこんなのが好きなんでしょ?」というメッセージになっている気がする。だから、どうしても一歩踏み込んだ面白さにならないというか……。

大学の講義なんかでもそうですが、為になる講義、わかりやすい講義は多々あれど、一番「おもしれーな」と思うのは、役に立ちそうになくても何言ってるかサッパリわからなくても、講義してる先生本人が面白そうに喋っている講義だ、ということがよくあります。

今回のSTG、すごくバランスに配慮していてそういうバランスのとりかたこそがsealさんらしいとは思うものの、sealさん自身が楽しんでいる感じがしない。sealさんが楽しませようとしている対象の中に、自分たちは入っているのかな? という。そういうところが見えたら、もっと素晴らしい作品になっていたかもしれないと、なんとなく思いました。

それでは、本日はこんなところで。また明日、お会いしましょう。

このエントリーをはてなブックマークに追加   

「レビュー:『脱がして犯して淫力吸しゅ〜! 』」を読んだ人はこんな記事も読んでいます
レビュー:『大犯盛』 (2012/11/29)
体験版レビュー:『LOVESICK PUPPIES』 (2012/12/15)
攻略:『姉と俺はナカがいい』 (2012/06/28)

2012/07/22(日) 17:08:28

私は休みが不定期なのですが、久しぶりに週末ががつーんと休みになったのでホイホイと秋葉原へ遊びに行ってきました。

お目当ては、先日発売された丸戸史明さんの小説『冴えない彼女の育てかた』。イラストを深崎暮人さんが担当されるということで、エロゲーマーからすると狂喜乱舞な組み合わせ。青空と水平線の彼方まで飛んでいきそうな感じです。ホントは発売日にゲットすりゃよかったのですが、Sealさんの新作で頭がいっぱいでわすれておりまして、昨日近所の本屋さんをさがしたところ売っていなかったので遠征。ゲーマーズ、K-BOOKS、とらのあなとまわるも見つからず、ようやくアニメイトで購入。

お目当てのブツもゲットしてさっさと帰って読むか、どっか喫茶店にでも入ろうかと悩みながら交差点にさしかかったところで、大学生くらいとおぼしき若者の一団が、でっかい声で楽しそうに喋っているのが耳に飛び込んできました。

A:(`・∀・)「あっちにもあっちにもエロゲ売ってるぜwww」
B:( ´∀`)「うひょぉぉぉ!! スゲーwww」
C:(  ゚ω゚)「はやくいこwww」
※イメージです。実際の会話内容とは異なっています。

冗談ではなく「w」が語尾についているのが見えるような勢いで喋っていて、かなりうるさい。あと痛い。信号待ちの間、彼らのエロゲートークを(一応公道ということで直接的な話題は出ていませんでしたが、タイトルなどからそれとわかりました)少々うんざりした気分で聞いていたのですが、あんまりにも楽しそうだったので、ふと、自分はこんなにエロゲーを楽しく買っているだろうか、ということが気になりました。

そういえば私も、かつては彼らのようにエロゲーの発売日前は友達と集まって会話に花を咲かせ、作品の出来映えに一喜一憂し、みんなでワイワイ言いながらあれがよかったこれはだめだったと情報を交換しあったものです。

それがいつのまにか、仲間が1人減り2人減り、わずかに残った古い友人も仕事の関係で簡単には会えない。チャットなどで話す機会も減りましたし、かといってメールを打つほどの内容でもない。あの頃同じ性春を過ごしたメンバーとは、ほとんどエロゲーの話をしなくなった。

自分自身を振り返ると、月末金曜日が近づくといそいそ秋葉原に出かけこそするものの、考えていることは「出費かさんだなあ」とか「ハズレでなきゃいいけど」とか、そんな感じ。いま、楽しそうに喋っている彼らのように気分が盛り上がることはほとんど無くなっている。昔に比べれば財力もできて購入制限も減り、圧倒的に楽しめる可能性は増えたはずなのに、です。

もちろん、歳をとったこともあるでしょう。月々に出る本数が多すぎて、楽しみを絞りきれなくなったのかもしれない。でも、やっぱり一番大きな原因は、自分の周りで一緒にワイワイ盛り上がる仲間が――同じような気分を共有する仲間が――いなくなってしまったことに起因するのではないか。そんな風に思います。

そう思ったとき、私は何か急に自分が寂しくなり、彼らが羨ましく見えてきました(相変わらずうるさいなあ、とは思っていましたが)。幸い、いまはツイッターなどで多くの人とコミュニケーションをとることができる。その中には、かつての私と同じかそれ以上に真剣にエロゲーの購入プランを考え、楽しそうにプレイしている方もたくさんおられます。

――よし、今度からエロゲー買うときは、ツイッターでアホみたいにはしゃいでみよう。

あの素晴らしい日々をもう一度、ではありませんが、義務感とか不安に駆られてエロゲーを買うのではなくて、ワクワクしながら楽しむ為に、もうちょっとアクティブになってみる。それも良いかも知れないな、と。

「いくでござるwww いくでござるwww」

信号が変わって、騒いでいた彼らはやっぱり大騒ぎしながらゆっくりと交差点を渡っていきました。私は「リアルに「ござる」は無いでござるよww」と内心ツッコミを入れつつ、地下鉄の駅へ向かって逆方向へ歩いて行きました。

と、本日はそんなお話でした。若いって良いなぁ……。それでは、また明日。

このエントリーをはてなブックマークに追加   

「失われたウキウキを求めて」を読んだ人はこんな記事も読んでいます
今日の一日 (2013/04/07)
タグ付き歩行 (2013/10/04)
反応に困る話 (2012/08/30)