よい子わるい子ふつうの子

18禁PCゲームをメインに、ラノベや漫画についてもダラダラ話を書きます。長文多いです。

2013/01/06(日) 20:25:01

以前にも似たような話を書いたので恐縮ではあるのですが(前回はたしか、エロゲーの過去作を知らずにこの作品について知ったようなことを言うな、というような話でした)、時々、「何々も知らずにこのことについてしゃべるな」とか、「このことに首を突っ込むなら最低何々くらいは読んでからにしろ」のようなことを言う人がいます。私もよく言われました。言われたというのはだいたいネット経由でして、幸いなことに直接肉声で言われたことはあんまりありません。いやまあ、本当にごく稀に、そういう人もおられますけれども。

で、そのたびにしぶしぶ相手の指定した本なりを読んで知識を仕入れるわけですが、読んでみるとどうも、相手の言っていることがしっくりこない。本のほうでは全然違うことが実際には言われている……どうなってんだ? と思ってたずねると、相手は概論書や概説書、あるいは誰かの論に引用されている範囲でだけその本の知識を仕入れていて、つまり本の内容を解釈されたものを更に解釈している状態だった、ということがよくあります。

自分は知識なり見識が深まったからその辺はありがたいんですが、議論しようと身構えていたほうとしては肩透かしをくらった感じもするわけで、なんだかなぁと思わないでもない。

んでまぁそういう経験からつらつら考えてみるに、「〜も知らずに言うな」のようなことを言う人は、基本的にスルーでいいのかなと。

誤解があると怖いのでちょっと丁寧に説明しますと、「〜について話をするなら、〜を読んだほうが良い」という人は私の中ではOKです。だいたいの場合、「どうしてですか?」とたずねると、丁寧に教えてくれます。「〜したほうが良い」という「おすすめ」をしてくれる人というのは、それが正しいか否かはともかく、自分なりの経験と知識をきちんともっていて、それをこちらに伝えてくれる準備があるわけです。

見下されようが何だろうが、自分に新たな知見をレクチャーしてくれるならある意味歓迎すべきことではあります。しかし、これに対して「黙れ」「しゃべるな」という人というのは、そもそも教えるつもりが無い。また、そういう発言をする時点で対等な相手と認めてこちらと会話するつもりはありませんから、バカにされつづけるわけです。

果たして、そんな思いまでして議論する必要があるのか……。その相手が自分にとって、どうしてもこだわらざるを得ない相手であったり、あるいはその議題が自分にとって絶対に譲ることのできない議題であるというなら、それも仕方ないのかもしれません。けれどもそうではないのなら、「知らないなら黙れ」という相手には「じゃあ黙ります」で良いと思う。そこで踏ん張って得られるものは、徒労感以外だと、他の方法で手に入れることができる(たとえば知識は誰かに聞いてもいいし、もっと清々しいモチベーションで読んでもいいでしょう)ものがほとんどです。

そもそも、本当によく理解している人なら、「私はこのように考える。それは、この本でこういう人がこういうことを言っているからだ。私の考えに反対なら、一度この本を読んできて欲しい。そうでないなら、私の言っていることを前提としてもう一度この問題を考えてみないか」と、まあここまで回りくどい言い方でなくても、そんなようなことを言うと思うんですよね。

ものを知らなければ何か言えないと自分で思うのは良いことでしょう。度が過ぎると大変ですから適度にですけど、でも、そういう謙虚さは必要でしょう。だけど、誰かに向かって「知らないなら言うな」に類する発言をする人と、無理に話す必要ってあんまり無いんじゃないかなぁと思うわけです。そこで使う労力を、他のことに振り向けたほうがよほど建設的というか……。

新年早々にそういう話を見かけたので、ちょこっとだけ。

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