よい子わるい子ふつうの子

18禁PCゲームをメインに、ラノベや漫画についてもダラダラ話を書きます。長文多いです。

2013/03/09(土) 00:00:35

落選した。

WA2のアンコールライブ(WHITE ALBUM2 SPECIAL ENCORE)の抽選に、落ちた。

受かる自信があったわけではない。正直、落ちるだろうとは思っていた。アタマでは。何せ、競争率15倍だ。10%未満。10人いて、全員落ちるかもしれない。そのくらいの狭き門。ふつうに考えたら、落ちるほうが当たり前。それでも、どこかで「自分は大丈夫じゃないか」みたいな思いはあった。根拠のない願望だったかもしれない。たぶん、感情がわかっていなかった。それだけ、行きたかった。

けれども現実は残酷だ。それなりにショックを受けた。何か悪いことをしただろうかと考えたりもした。昨日のバスで狸寝入りせずに、乗ってきたお年寄りに席を譲っていればとか。花粉症の治療に行くと嘘をついて飲み会をプッチしたのが良くなかったのだろうかとか。オナニーしたのがダメだったのかとか。ゆうべWA2のPS3版を起動させておくべきだったのではないかとか。そんなしょうもないことをうじうじ考えて、結局理由なんて無いことを受け入れるのに、しばらく時間がかかった。

書いていて、我ながらウザい。読んでいる方は言わずもがなだろう。申し訳ないと思う。だが、実際そうなってしまったのだから仕方がない。応援していたチームが負けたら、自分が見ていたのが悪かったのだろうかとか考えてしまう、そういうのと、たぶん似ている。

もしかするとまだ受け入れてはいないのだろうか。このあと、突如として叫びだしたい衝動に襲われるのかもしれない。それは分からない。ただ、一応気持ちの整理はついた。少なくとも、記事をかける程度には。

思えば私の人生は、落ちることの連続だった。親に言われるがままにうけた中学受験は失敗した。これを皮切りに、私は落ち続けた。高校は一貫校だったので受験はなかったが、現役時代には大学に落ちた。勢いそのままに大手予備校の特待生審査にも落ちて、結局近場の安い予備校に通うことになった。

大学で落第は無かったし、それなりにテストも頑張った。けれど、研究室選択で希望した学科には点数が少しだけ足りずに入れなかった。つまり落ちた。そして、大学院の試験にも落ちた。

今回また、見事に落ちた。試験とか進学とか、人生の転機のようなことを列挙したことからもわかるとおり、私としては今回のライブ、上記と同じくらいの気持ちのいれようで臨んだイベントだったのだ。

何故と言われると困るが、たぶん、自分にとって「本当に特別な作品」になるための、通過儀礼のような思いがあったのかもしれない(そんな外的なものに左右されるなど軟派だと言われると返すことばもないけれど)。私が一方的に好きな作品はたくさんある。けれど、作品の側から、私を特別だと言ってもらえる機会というのはなかなか無い。二度のライブに当選することで、しかも強烈な倍率をくぐり抜けることで、「偶然」を「作品からも選ばれた特別さ」に変換したかったのだろうか。そうかもしれぬ。そんな気もする。

ともかくも、結果として私の望みはかなわなかった。運だから落ちても悔しくないだろう。そんな風に高をくくっていたものの、実際落ちてみると存外悔しい。悔しいというか、やりきれない。

理由は明白で、本当に自分ではどうしようもなかったからだ。受験や進学なら、勉強不足のせいだと言える。前回の「WA2 ライブ」なら、購入本数が足りなかったのだと――つまりは信心不足だと言える。自分に足りなかったものがわかる。少なくとも、理由はつく。そこで、自分を納得させられる。

しかし、今回は本当に運だ。一発勝負で、一度きりのチャンスにあたるかどうか、それだけ。よしや私がゲンをかついで食肉を絶ち、湯島と神田にお参りにいったとしても、結果は変わらなかっただろう。そのことが、かえってやりきれない。「やりきる」というのは、区切りをつけることだから。はっきりした原因にたどり着くことで、私たちはようやくものごとを「やりきれ」る。ただの運では、神ならぬ我が身には扱いようがなく、したがって区切りの場所が見いだせない。せいぜい、私以外みんなエロゲーに興味ないけど私のためにライブの申し込みはしてくれる、独立家計を営む15人きょうだいの末っ子に生んでくれなかった両親を呪うくらいが関の山。あほらしいからやらないが。

ただ意外なことに、ドンキホーテの非常階段より狭い心の私が、他の人が喜んでいるのを見ても、まるでヘコまなかった。妬ましいとも思わない(ネタで羨ましがっては見せるが)。むしろ、自分も素直に喜んでいる。当選した人が友達だったりすると、なお嬉しい。自分のぶんも楽しんできて欲しい、などと言うと偽善者じみてきまり悪いのだが、幸いそういう感じでもない(レトリックとしてそういう言い方はするが)。五輪でメダルを取って喜んでいる選手をみているような、というのが一番近いだろうか。自分が落ちてやりきれないことと、他の人の当選を喜ぶのとは、全然別のことだった。

願わくは、アンコールライブに行く人たちは、心ゆくまで楽しんできてほしい。他のライブとくらべてとか、そんなケチなことは言わない。ただ最高の想い出を作って、それを私に聞かせて欲しい。そうすればたぶん、「ああ、自分が好きだった作品は、こんなに素晴らしいものだったのか」と思うことができる。もちろんどんな風に楽しむかはその人次第だから、好きにしてくれたらいいのだけれど、楽しかったら是非、その話をしてほしいと思う。少なくとも、私は聞きたい。

私のこの「落選の辞」(笑)を、気が早いと咎める人もいるだろう。たしかに、まだ3月16日から始まる「一般販売」が残されている。そこにすべてを賭けて、突撃するつもりはもちろんある。ただ、抽選よりも狭き門となるのは間違いない。そこで選ばれるのは、本当に「持っている人」だけだと思う。そして私は、自分がそちら側の人間ではないという自覚がある。諦めるつもりは無いけれど、希望も特には抱けない。とうてい逆転の望みのなさそうな点差で、ロスタイムを迎えたサッカー選手。今はそんなような気持ちでいる。

少々長くなってしまった。そろそろ終わりにしよう。ダラダラと心情を書き連ねただけで、伝えたいメッセージや何やらがあったわけではない。同意を得たいのでも、同情されたいのでも、反論してほしいのでも、けしからんと叱責してほしいのでもない。ウザがられたり煙たがられたいのでも、当然ない。結果としてそうなるのは仕方がないけれど、はじめからそのつもりで文章を書いたりはしない。

ただなんとなく、気持ちを語りたかったのだ。もっとも、穴を掘って、葦だか茸だかが「ロバの耳!」と話し始めるまで叫びつづけるのは御免だった。誰かに向かっている実感は欲しい。だが私には、こんな話を聞いてくれる親兄弟や友人や恋人はおらず、そして、目の前にはブログがあった。

とはいえこの話、どうやって終えたものか。落ちっぱなし人生を送ってきた私ではあるけれど、話を落とすのは苦手だ。女騎士とか生徒会長を堕とすのは好きなのだが……と、こんなギャグにも縋りたくなるほどに、収束先が見えない。どのみち無理やり切ればいいのだし、まあ無理に落とすこともないかと思っていたら、思わぬ援軍がやってきたので、力を借りることにする。

<今回のひと言>

 おごるなよ、自民党。

おそまつさまでした。

(あ、ちなみに最後の意味が分からない人は、こちらの記事(消えてるかもしれないけど)を御覧になってください。主に最後。つうかこういうのって、誰かツッコミいれる人いなかったんでしょうか……。プロっていったい)

※なんか割と深刻な感じで「大丈夫ですか」的なコメントを頂いたので、一応おことわりしておくと、広義のネタ記事のつもりで書いています。判りにくくてスミマセン。ご心配ありがとうございます。いや、ふざけているわけではないし残念だったのが嘘ではないけれど、それを殊更大げさに、かつ仰々しく書いてみたというだけなので。「大丈夫ですか」が私の精神のことなのかアタマのことなのかはわかりませんが、大丈夫です。たぶん。

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