よい子わるい子ふつうの子

18禁PCゲームをメインに、ラノベや漫画についてもダラダラ話を書きます。長文多いです。

2013/06/14(金) 20:06:46

昔の○○は、もっと面白かった――。


私の場合、「○○」の部分には「エロゲー」が入ることが多いのですが、そういう言い方は、割りとそこかしこで耳にすると思います。私もたぶん、何度か言ったことはある。何度どころか、何十回かもしれません。

ただ、最近思うところがあって、あんまり言わないようにしています。いやまあ、昔を振り返ったり懐かしむことはある。また、「昔のやつだけど、○○は良かった」みたいなことは言います。でも、(いまと比較して)「もっと」という言い方はやめておこう、と。あくまで、私だけの話ですよ。他人様が言ってるのは別に、気になりません。

んで、私がやめてる理由は二つあります。

一つ目の理由は、これは単純に、事実かどうかわからないから。いわゆる「思い出補正」が入っている可能性は多分にある。おそらく、当時のものをいまに持ってきたら、満足できない可能性は高い。いや、満足できるのかもしれませんけれど、じゃあいまのものを当時に持って行ったら不満かというと、全然そんなことはないだろうという感もあります。

つまり、比較するのは良いけれど、基準が一定かどうか分かんないよなぁ、と自分で自信がなくなった。なので言わない。もし基準が違っていたら、生産的な話にはなりにくいですからね。自分でかみ合わない議論を生んでいるだけになってしまう。

もう一つの理由は、どっちかというとこれがメインなのですが、対象の問題ではなくて自分の問題ではないかという気がしてきたから。

個別に、この作品とこの作品を比べてこうだ、というなら別として、漠然と「昔の○○は……」みたいな言い方をするとき、私の場合たいていは、「昔はもっとワクワクしたのになぁ」という、雑駁な印象でモノを言っています。そしてそれは、単に自分の見方が硬直化してきてるだけなんじゃないかという気がする……とでも言いましょうか。

だから、「昔の自分は、もっと○○を楽しんでいた」というのが正解ではないか。わかりやすい例を挙げれば、教育テレビとかでやってた子ども向けの番組を見なくなるのは、番組自体が面白くなくなったからではなくて、それを見る側の好みの変化によるところが大きいでしょう。パターンは逆ですが、それと似たような感じです。

もしかすると、心持ちや見方を変えるだけで、「いま」は劇的に楽しく、面白くなるかもしれません。懐古趣味にかまけてとまでは言わないにしても、昔を懐かしむことに必死になり、いまの楽しみを見失ってしまったら勿体ない。

そんなふうに発想を切り替えて、できるだけ「いま」の楽しみを探していこうかなぁと思っています。なかなかに難しいですけど。

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コメント

個人的に○○に入る作品名が気になりますね〜

あいたたた、ピンポイントで狙い打たれた気がするokjです。でも古いものも新しいものも好きですよ〜(無節操)

私自身あまりうまく比較することができないので「もっと」面白かったという言い方はしないかな?比較することは本当に難しいです。正しく区別できないといけないし、贔屓が入ってしまい差別してないだろうか?とよく気にしています。昔は昔の良さがある、今は今の良さがある。両者の違いを知ることによって、お互いの良さがより引き立つ、なんて考えたら駄目かなぁ。

忙しい現代人だからこそ、今をどう楽しむかが重要なのですね。なるほど納得です。

追記:例のアレは無事に投稿しました。gimmickありです!

その不調は偶然か必然か・・・・・・

麻雀じゃないですが、いいゲームをツモれるかどうかというのは結構運に左右される話だと思ってまして、(時代の影響かたまたま偶然はともかく)微妙なゲームしか引けない時期が続くと、(時代の影響かたまたま偶然はともかく)良いゲームを引き続けた時期のことを思い出して、比較してしまう、というのはありそうな気がします。

良いゲームを沢山引けた経験できたという意味では、思い出補正がかけられることは幸せでもあるのですが、強力すぎるあまり目の前の楽しさを霞ませてしまう怖さは確かにあります。


僕個人の場合はエロゲは7年目になりますが、ここ1年が一番エロゲを楽しんでいる感覚がありまして、批評空間の投稿やツイッターでエロゲ民をフォローし始めたことが最大の理由な気がしてます。
人の動向が見えるから刺激になるというか、モチベーションが上がるんですよね。
結局そういう、モチベーションというか、自分の内側の部分がゲームを楽しくする要因なのかな、と僕も思います。

8割方……85%くらい同意です。

僕も「昔のエロゲ(ギャルゲ)・RPGは良かった」とよく言う人間ですが、「自分の側の問題」というのは、そうだろうなと強く思います。
特に、エロゲにはまりたての頃は今よりもずっと新鮮で、多くのゲームを「名作」扱いしたものです(苦笑)。
その頃に比べると明らかに、自分の中のハードルが高くなりました。


ただ、RPGに関しては恐らく今のゲームを過去に持っていったら、僕はRPGファンにはならなかっただろうな、というのは思います。


スタイルがまるで違ってしまっていて、僕が重視していた「ゲーム制作者が創る重厚な物語」がどんどん蔑ろにされており、代わって「プレイヤーが物語に縛られず、自由に振る舞える環境」が重視されている印象です。
改良か改悪かは意見の分かれるところでしょうが、僕の好みの方向性からは完全に外れてしまったなぁ、と。


また、サッカーに関しては、2009〜2011のバルセロナが歴代最高(に面白い)と思っていて、「昔の○○というチームの方が〜」という感慨はあまりなかったりします。


なので、部分的に同意という感じになりますです。

okjさん江

おお、投稿&開設ヽ(*´∀`)ノオメデト─ッゴザイマス!

のちほどじっくりとうかがいまする!

「○○」のところには、作品名というよりジャンル(アニメとか小説とか)を入れる感じで書いていました。具体的に昔のエロゲーといって思い出すのは、やっぱりドハマリした『同級生2』とか『闘神都市2』とか、『EVE』とか『遺作』とか、『痕』とか……DOSからWindows黎明期の、あのへんでしょうか。

比較は、非常に便利で有意義な思考方法なのですが、実は結構使いこなすのは難しくて、一歩間違えると単に自分の思い込みを強化するだけになってしまうのが怖いですね。

okjさんかおっしゃるように、「お互いの良さがより引き立つ」ようにできれば、あるいはきちんとした比較によって問題点を明らかにするような使い方ができれば、良いだろうなと思います。

ではでは、コメントありがとうございました!

つばめさん江

「麻雀の喩え」がいかにもつばめさんらしい感じが……。こんばんは。コメントありがとうございます。(。・x・)ゝ

麻雀のたとえは、なんかわかりやすいですよね。つい調子の良かったときや、調子の悪かったときのことって物凄く印象に残るので、そういう極端なパターンをつい「いつもどおり」だと思ってしまうのはよくあること……。

いま、エロゲーを一番楽しんでおられるというのは、羨ましいです。そして、喜ばしいことでもあると思います。エロゲーそれ自体のおもしろさはもちろん、つばめさんがおっしゃっている通り、「周り」とのコミュニケーションにも使えるということは、いっそう楽しみを盛り上げてくれるのでしょうね。

もちろん、そういう「手段化」を嫌う人はいて、実際それだけになってしまう――つまり、完全にコミュニケーションのための道具のようになってしまうと、またダメなのかもしれませんが、「自分一人で黙々と」だけがエロゲーの楽しみだ、というのもまた、了見の狭い見方でしょうし、是非どんどん輪を広げて楽しんでください!

願わくはその輪の中に、私も入っていると嬉しいです。

feeさん江

「95割」のネタを思い出してしまいました。こんばんは、コメントありがとうございますヽ(´ー`)ノ。

いまのRPGを昔にもっていったら……というのは、なるほどなぁと思いました。たしかに、私もそうですね。名前は出しませんが、最近の「流行っている」RPGを何本かやったけれど、あまりピンと来ない。そして昔のRPGは、思い出補正の無い初見みたいなやつでも、やってみると案外おもしろかったりするという。

ただ、流行り廃りの問題であって、いまでもfeeさんが言う「重厚な物語」の作品は作られているのかもしれません。その意味で、単純な「今昔」の対比ではないのかな、という気もします。

まあでも、RPGへの分析はすごく納得しちゃうところがあるなぁ。なんか、「異世界に冒険している」という感じ、グラフィックがドット絵でも感じられていたあの感じが、「自由」とともに薄れているというのは、なるほどと思いました。

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