よい子わるい子ふつうの子

18禁PCゲームをメインに、ラノベや漫画についてもダラダラ話を書きます。長文多いです。

2013/08/01(木) 04:34:07

「時事ネタ」タグをつけた割に、少し旬を逃した感はあるのですが、星新一の未発表作品が大量に見つかったという話。

星新一の書籍未収録作、50編以上見つかる」(読売オンライン 2013年7月21日)

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 生涯に1000作以上の掌編小説を創作し、ショートショートの神様と言われるSF作家・星新一(1926〜97年)の書籍未収録作が50編以上発掘された。


 57年の商業誌デビュー前後に同人誌に載った幻の作品や、企業のPR誌、学習誌などに掲載されたまま埋もれていた作品だ。

 作品は2年前、次女のマリナさんが、作家でショートショート研究家の高井信さんに星作品の初出リスト作りを依頼、その作業の中で見つかった。新潮文庫から「つぎはぎプラネット」の題で8月末に出版される。

 収録されるのは57年から77年初出の58編。一部、単行本版との違いから別作品と判断したものなども含む。「ミラー・ボール」(58年)など、ハイレベルな作品も多いという。高井さんは、「これだけ多くの未収録作が残っていたのは驚き。発表後、別作品に書き直したり、気に入らなかったりして本に入れなかったのでは」と話している。

(2013年7月21日10時58分 読売新聞)
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私は学生時代、星新一のショートショートを読みまくったクチなので、これはとても嬉しい。8月末が楽しみです。

星の作品は、短い中に意外性とメッセージ性があって、わかりやすく楽しいタイプですね。ただ、そのわかりやすさ故にお説教臭いというか、昔話チックな教訓がどうにも苦手だという人がいるのはわかるし、また時折「底が浅い」という批判を受けるのも、ある程度やむを得ないのかなと思っています。

ただ、星の作品のメッセージというのは、言われるほど(あるいは、話の筋立てほど)単純なものでもないでしょう。もちろん、娯楽作品としての要素が濃くその意味でわかりやすいことは確かなのですが、じっくり読むと裏側には、人間への愛情と不信みたいな複雑な感情が見え隠れする気がします。なんだろう。凄く皮肉を込めて人間を見ているけれど、その観察眼は、人間が好きじゃないと出来ないよね、みたいな。ツンデレ? ちょっと違うか(笑)。

近代文学研究で星新一をやってる人がどのくらいいるのか、またそもそも研究対象としてどれほど魅力があるのか私は存じませんが、もうちょっとすればコーパスもほぼ確定される(研究資料が揃う、みたいな意味)でしょうし、面白い研究が出てくるのを楽しみに待ちたいところ。

そういえばちょっと前に、太宰治の黒歴史ノートが発掘されたりもしてましたが、星新一は作品で良かったですねε-(´∀`*)。

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