よい子わるい子ふつうの子

18禁PCゲームをメインに、ラノベや漫画についてもダラダラ話を書きます。長文多いです。

2013/03/01(金) 19:52:41

先日ニュースになった、某漫画家さんの事件。コンピュータソフトウェア倫理機構(EOCS)さんのページにはこんな感じのことが載せられていました。

《参考》
Sh○reで著作物をアップロードした漫画家を逮捕(神奈川県)」著作権侵害に関するニュース(2013/02/28)

この漫画家さんが神保ひとでさんだとか、まあそういう話はおいときまして。問題は、次の文章です。

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成人向けの作品といえども、この漫画家さんが執筆した刊行物にも立派な著作権があります。その事を軽く見ていたのかも知れませんが、摘発された内容は明らかな違法行為であり、ご自身の漫画家としての執筆活動も含め、今後、いろいろな方面に影響がおよぶのではないでしょうか?
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……なんか変じゃないですか? なんで「成人向け作品」には「立派な著作権」が無いの前提みたいな書き方になってるんでしょうか。いや、揚げ足取りって言われたらそうかもしれないんですけど。

どういう意図でこういう書き方になったのかわからないのですが、「成人向けの作品といえども」の部分って頑張っても好意的な解釈できそうに無い。たとえばここに、「文学作品といえども」とか「映画といえども」みたいなのを代入してうまくとおる文脈にはならんでしょう。

「〜といえども」というのは、逆接の仮定、または確定条件をあらわす語です。結論部が「立派な著作権がある」ということなら、「成人向けの作品といえども」というのは、「成人向けの作品には著作権が無い」か、「立派じゃないけど著作権がある」以外に読めるんでしょうか。私は国語学とかプロパーじゃないので、その辺分かる人がおられたら是非お聞きしたい。

もしくは業界的には、「成人向けの作品」には著作権が無いというのが通念であって、私がそれを知らないだけという可能性もあります。でも、あんまりそんな話も聞きません。エロ漫画にだってそりゃ著作権はあるでしょう。無いと思ってる人いるんですかね。

というわけで、実際にこの部分をどう解釈できるかという問題はあるとしても、結構誤解を招きやすい表現じゃないかなぁと思います。仮にも著作権団体の公的なHPで、しかも「コンピューターソフトウェア倫理機構」さんですから、成年向け関係のチェックを行う、「青少年健全育成条例における有害図書類等の指定等に係わる」団体のHPで、こういう書き方はまずいんじゃないかともし私が書く立場なら躊躇っちゃうんですが、いかがなもんでしょうか。「多くの皆様のご理解とご協力を」とか言っておいて、審査対象の身内見下してるって思われちゃいそうな。

え? 誰もそんなこと思わない? そりゃ失礼いたしました。


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